ガガイモの花が咲きました。

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ララとハンナを遊ばせながら林の縁に沿って歩いていると、メダケの薮にクズやヘクソカズラと絡み合うようにガガイモの蔓が伸び、たくさんの花を咲かせていました。昨年まではここでガガイモを見た記憶はなかったのに、じつにたくさんの花を咲かせました。以前から数百メートルほど離れたところで、タンキリマメやカラスウリと一緒にヒサカキやカクレミノにのぼりついているガガイモがあったので、おそらくその種子が風に乗って運ばれてきたのででしょう。ガガイモは古事記にも出てくる古くから親しまれてきた植物で、花も実も特徴があるので一度見たら忘れることはない植物です。この地域では晩夏から秋の野や林でよく見られ、一つひとつは小さい花ながら一斉に開花するとよく目立ちます。これだけ多くの花があると、秋になって蔓から下がる大きな袋果を見るのが楽しみです。

久しぶりのイソヒヨドリ

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久しぶりにイソヒヨドリと出会いました。もっとも、この夏は暑さと仕事が忙しかったためフィールドへ出る機会がほとんどなかったので、どの野鳥も出会う機会は少なかったのですが、家の近辺ではもともと数が少ないイソヒヨドリなのでなおのこと出会うことがなく、近くで姿を見るのは昨年の11月か12月以来のことになります。このイソヒヨドリは、ハクセキレイとともに入江でカワセミを探している私のすぐ近くまで来て、しばらくの間あたりを飛び回り鳴き声も聞かせてくれました。 

クサギの花が満開です。

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フィールドの中では、あちこちでクサギの白い花が目立つようになってきました。花が咲いた木の近くへ行くと、1本の木だけでもあたりによい香りが漂っているのですぐにそれと分かります。ましてやたくさんのクサギが群れ咲いているところでは、むせ返るように甘い香りがあたりに満ちています。ララとハンナの散歩の道すがらも、所々でクサギの花が咲いているので近寄って香りを楽しんだりカメラのレンズを向けていたところ、香りに誘われてやってきて蜜を吸うホシホウジャクの姿もいくつか見られました。よい香りで人や虫を寄せた花が終わると、秋には藍色の実と濃いピンクの萼のきれいなコントラストを見せて、野や林に彩を添えてくれます。

涼しい風が吹きました。

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東北に上陸した台風10号の影響なのか、今日は夕方日が落ちることから最近になく涼しさを感じる爽やかな風が吹き出しました。気温を見ると27℃ありますが、真夏日が続いていたことを思うと、なんだか秋の気配を感じるような夕暮れです。こんな気持ちのよい夕方に散歩をしない手はないと、早速ララとハンナをしばらく連れて行かなかった公園の林の中へ連れて行きました。初めは写真のように水面から吹いてくる風が涼しい池の周りを巡る遊歩道を歩かせたところ、2匹は久しぶりの散歩コースが嬉しくて仕方がないといった様子で、昨日の蒸し暑さの中の散歩とは打って変わった軽い足取りであちこちの匂いを嗅いで回っていました。後から入っていった林の中も真夏のような蒸し暑さは全くなく、小高い丘の上の展望台では気持ちのよい風が吹き渡っていました。散歩を終える頃には、さすがに汗はかきましたが、それもしばらく風に吹かれているとすぐに引いていきました。ララとハンナも、それほど暑がった様子も見せず大好きな公園の散歩を楽しんだ夕暮れでした。

早く開けて~

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昨日の夕方の散歩で、蒸し暑さに閉口して散歩を途中で切り上げ一目散に車まで戻り、早くドアを開けてほしいと待ち遠しそうに後からついて行った私の到着を待つララとハンナです。いつも出かけるときは車で行くことが多い2匹は、車の中が快適だということをよく知っていて、特に暑さが苦手なハンナは、この夏散歩に連れて行っても暑熱の立ち込める車の外へ出たがらないことがよくありました。昨日も私が車の近くまで行くと、2匹はドアを開けるのが待ちきれないといった様子でそわそわして、後部ドアを開けた途端に乗り込み、エンジンをかけエアコンが効き出すとほっとした顔をして冷たい風に当たっていました。イヌとはいっても人間と全く同じ生活環境の中で暮らしていると、より快適な状態をよく知って軟弱になるものです。

ここまでにしよう

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午後から今にも雨が降りそうな空模様でしたがなかなか降り出してはこなかったため、夕方5時を回ってララとハンナを車に乗せて近くのお寺の裏山へ散歩に出かけました。本当は2匹が好きな林の中や海辺へ連れて行きたいのですが、いつ降り出すかわからないお天気では安心して散歩もできないので、家から車でものの5分ほどで行くことができるコースにしました。気温は最近では珍しく30℃を下回り29℃だったうえ、日差しもなかったので、楽に歩くことが出来るかと思っていましたが、いざ歩き出すと湿度は高くすぐに2匹は暑そうに長い舌を出して歩き始め、私も汗が噴き出してきたので、予定のコースを半分位にして帰ってきました。写真は、急な坂の続く道の途中で、もうここまでにしようと2匹にいって休憩させ、ビスケットを与えたあとに撮ったものです。涼しいときなら、さらにこの先へ行きたがる2匹も、今日はよほど蒸し暑かったと見えてさっさと踵を返して坂を下りました。

ここにもカワセミが

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昨日は町内の調整池にカワセミが戻ったと綴りましたが、昨年の冬に猛禽かカラスに襲われたと見られる遺骸を見つけて以来、姿が消えていた入江にもカワセミがやってきていました。たまたま入江沿いの道路を通ったついでに、久しぶりに車をとめて水際へ近づいたところ、近くでカワセミの声がしました。あたりを見回して探していると、先に私の気配に気づいたカワセミはすぐ近くの護岸コンクリートから飛び立ち、100mほど離れた所で堤防から水面に張り出しているサクラの枝にとまりました。今回は撮影するには遠すぎて、トリミングをしても掲載した写真程度の画像しか得ることができませんでしたが、ここにもカワセミが戻ってきたことがわかったので、上手くすると海で漁をするカワセミを撮影することができそうです。

また降り出した・・・

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連日猛暑により発生した積乱雲が上空を通過し、さらにこの2、3日は接近しつつある台風10号の影響もあるらしく、よく雨が降ります。長時間降る雨ではないものの、1日のうちに何度も降ることも多いため、濡れた路面が嫌いなララは散歩へ出る機会が減っています。この夏は前半は厳しい暑さのため、後半には暑さと雨のため、大好きな散歩が思うようにできません。今日もせっかくの日曜日で私が家にいるのに、朝、お昼過ぎ、さらに夕方と雨が降り、家の中だけで過ごした一日になりました。ララには気の毒ですが、30日に本土に上陸するとの予報が出ている台風10号が通過してしまうまでは、しばらく公園や海岸へ出かける散歩はおあずけになりそうな空模様が続くようです。写真は、音を立てて降り出した夕立に気づき、また降り出した、といいたそうな様子で雨に打たれる庭を見るララです。

カワセミが戻った!

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町内にある調整池にやってきていたカワセミが、昨年秋くらいから姿を見せなくなっていたのでがっかりしていました。ところが、最近になって排水口のコンクリートに新しい糞が見れるようになったため、カワセミの姿を求めて機会があるごとに池に立ち寄っていましたが、なかなか出会うことができませんでした。しかし、日曜日の今日、早起きをして池へ行くと、排水口の縁にとまって水面を見つめている鮮やかなコバルトブルーの野鳥が目に飛び込んできました。やはりカワセミは戻ってきていました。ただ、そのときは2枚の写真を撮るとすぐに飛び立ってしまったので、満足な写真は撮ることができませんでした。そこで夕方になってもう一度池へいったところ、またカワセミは朝見たのと同じ場所でときおり雨粒が落ちてくる水面に視線を落としていました。今度は草の葉越しながら、飛び立つ前に50枚ほどの画像を得ることができました。これで、またカワセミを撮る機会が増えそうです。

朝ご飯のあと

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ペットたちに朝ごはんを食べさせた後、みんなが使った食器を洗面所で洗ってリビングルームへ戻ると、小次郎がララやハンナと一緒にのんびりとくつろいだ様子で床に座っていました。このごろでは、私たちが一緒にいると小次郎もマリーもハンナの近くまでやってきて、ときどきは鼻をくっ付け合っていますが、ペットたちだけで同じ部屋の中に集まってくつろいでいるのは初めてみました。まだサラやルナ、それにララに対するほどすっかり気を許しているわけではなさそうですが、それでも家族だとして認め、警戒は解いてきた様子です。ハンナが家族になってほぼ8か月かかりました。ハンナの体が大きく、成犬だったこともあり、ネコの立場からすると怖がるのも無理もないことだったのでしょう。しかし、これからは日に日に一緒に過ごす時間が増えてきそうです。今夜も小次郎はハンナと鼻をくっつけ合ったあと、伏せているハンナのすぐ近くでお腹を見せて横になっていました。