ガガイモの花が咲きました。
ララとハンナを遊ばせながら林の縁に沿って歩いていると、メダケの薮にクズやヘクソカズラと絡み合うようにガガイモの蔓が伸び、たくさんの花を咲かせていました。昨年まではここでガガイモを見た記憶はなかったのに、じつにたくさんの花を咲かせました。以前から数百メートルほど離れたところで、タンキリマメやカラスウリと一緒にヒサカキやカクレミノにのぼりついているガガイモがあったので、おそらくその種子が風に乗って運ばれてきたのででしょう。ガガイモは古事記にも出てくる古くから親しまれてきた植物で、花も実も特徴があるので一度見たら忘れることはない植物です。この地域では晩夏から秋の野や林でよく見られ、一つひとつは小さい花ながら一斉に開花するとよく目立ちます。これだけ多くの花があると、秋になって蔓から下がる大きな袋果を見るのが楽しみです。