ビンズイの初撮り

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夕方公園へ散歩に行くと、私たちが進む前を一定の距離を保ちながら葉を落としたサクラ並木の枝をわたっている野鳥がいました。カメラを取り出して望遠レンズでのぞくとビンズイです。例年だともう少し早く10月下旬から11月上旬には見ることができるビンズイですが、今年はこれまで一度も出会うことがなく、ようやく11月も最後の日になって姿を見ることができました。ララとハンナを連れていることもあり、さらに後ろから歩いてくる人たちもあったのでゆっくり撮影することもできないうちにビンズイは飛び去ってしまいましたが、今シーズンのビンズイの初撮りになりました。

落葉が進んで

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落葉が進んで、公園の林の中に立つ木立の梢にとまる野鳥が容易に確認できるようになり、鳴き声もよく響くようになってきました。人の通行が少ないところでは、枝だけになった木にツグミやヒヨドリが鈴なりになってとまっている様子がよく見られます。特にハシブトガラスが数十羽とまった大きなエノキの大木などは、飛び立つ個体や舞い降りる個体がひっきりなしに梢の周りを乱舞し、鳴き声も騒々しくて遠くから見ていても壮観です。今日は散歩の途中で、葉を落として枝だけになったハリエンジュにとまる数羽のカワラヒワを見つけたのでララとハンナを休ませ撮影していたところ、近くのケヤキの枝で鋭い声を上げていた10羽ほどのヒヨドリが、枝に残る色づいた葉を振り落とすようにして一斉に飛び立ちました。その羽音と鳴き声にララとハンナは一瞬驚いた様子を見せ、その後は写真のように飛んでいくヒヨドリの群れを見ていました。私に付き合って、ララたちもバードウオッチングです。これから寒さは厳しくなってきますが、木の葉は落ちて見通しがよくなるうえ、多くの野鳥たちは群れを作るようになるので、野鳥を探すのにはよい季節になってきました。

雑木林の奥

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このあたりの雑木林はクスやタブノキ、スダジイ,アラカシなど照葉樹が混在していますが、それでもコナラやエノキ、ケヤキ、モミジなどの落葉樹も多く、林内は落葉が進んでよく日が入るようになり明るくなりました。そんな林の中は遊歩道から50mも入ると、人の声を聞くことも希で風の音と野鳥の声だけが響き、さらに奥へ入っていけば人の姿を見ることはほとんどなくひっそりとしているため、ララやハンナを自由に遊ばせるにはもってこいの場所です。ハンナも、ここではリードで引かれることもなくのびのびと動き回れるため、写真のように嬉しそうに歩いています。先日もここを訪れたところ、ララもハンナも喜んでなかなか帰ろうとしなかったため、予定していた時間を大幅に超過して2時間以上林の中を歩き回りました。大都会へわずかな時間で行くことのできる住宅地近くに、こういった環境があるのは嬉しいことです。

晩秋の雑木林

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秋も終わろうとするこのごろは、木々がずいぶん葉を落とし雑木林の中が明るくなりました。ただ、そのまばらになった枝の間から差し込む光は、濃いくっきりとした影を作っていた少し前までと比べると弱まり、舞い散った落ち葉を優しく浮かび上がらせています。そんな光の中で、林の中を散歩するララやハンナの輪郭も冷たく澄んだ空気に包まれ柔らかく光ります。頭上からは野鳥の声とともに、赤や黄、それに茶色といろいろな色調の落ち葉が青空を背景にして舞い落ちてきて、いつまで見ていても飽きません。しかし、11月も今日で終わり、快適な季節も足早に去ろうとしています。これからの林の中は木枯らしが吹き抜けるようになり、やがて厳しい冬の寒さに包まれる季節を迎えます。

雌のジョウビタキ

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鋭い鳴き声とともに目の前を横切って、雌のジョウビタキが近くのウメの枝にとまりました。ララとハンナを連れて夕方の公園の中を歩いていたときのことです。早速散歩バッグからカメラを取り出し、込み入った枝の中にいるのでマニュアルでピントを合わせ数枚撮影しました。今年は家の周りでもフィールドでも雄のジョウビタキとは何度も出会って撮影していましたが、雌は今シーズンの初撮りです。この個体は人慣れしているのか私が動いても逃げようとする素振りは見せず、つぶらな目でこちらを見て、尾を振りながら大きな声で何度も鳴き声を聞かせてくれました。

カワセミは見られるけれど・・・

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池の中から突き出たアシの枯れ茎に、カワセミがとまっていました。暑さが厳しい夏の間は、朝晩の涼しいときにだけ姿を見せることが多く、とまるのも排水口の縁や茂った草で岸からは見づらい場所にとまっていましたが、涼しくなった秋口からは日中にも姿を見せるようになり、周りが開けた中に立つアシの茎にもよくとまるようになりました。ただ、土手の周りの草も刈られたり枯れたりして池の面は夏の頃より見やすくはなったものの、この池は周囲をしっかりと高いフェンスで囲われ水際へはどうやっても近づけないので、せっかくカワセミが毎日のように見られるのに撮影できる場所も限られ、なかなかいい構図で撮影できないことが残念です。

まだ食べているの?

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ペットたちの晩ご飯時の情景です。我が家では、イヌにはドライタイプのドッグフード、ネコには同じくドライタイプのキャットフードを与えています。ネコは2匹が同じ食器でいつ食べてもよいようにしてありますが、イヌは一日に朝晩2回与えます。ハンナにはララの2倍から時によっては3倍のフードを与えるのに、いつも食べ終わるのはハンナの方が早く、食べ終わると一粒ずつ味わって食べるララの食事をすぐ横に座って見ています。昨夜もいつもと同じように早く食べ終わったハンナがララの食事の様子を見ていると、ちょうど洗面所に置いた食器でキャットフードを食べ終えたマリーがやってきて、ララはまだ食べているの、といっているような様子でララの食べている食器をのぞきこんで匂いを嗅いでいました。おかげでこんな時でも、我が家のイヌもネコもお互いの食事を取り合うことや、食べ物が原因で争うことがないので安心して見ていられます。

カルガモの着水

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秋も深まり気温が下がってきた最近では、水辺へ行くと多いか少ないかの違いはあってもカモの仲間をよく見かけます。ところが先日、通りかかったついでに少し寄り道をしてキンクロハジロやヒドリガモがたくさん集まるようになった水域へ行ってみると、1羽のカモもいませんでした。間が悪い時はこんなものかと思いながら帰ろうとしたところ、低空から舞い降りてくるカモがあったので望遠レンズを向けたところ、2羽のカルガモでした。どこへ行っても年中撮影することができるのでいつもはわざわざ撮影しないカルガモですが、着水しようとして前を通り過ぎたときに次列風切羽の翼鏡と呼ばれている部分がきれいに光ったのでシャッターを切ってみました。

みんなどこへ行ったんだろう?

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ハンナは、リードを放して散歩をさせると、散歩の終盤には必ずといっていいほどさっさと一人で車へ戻り、私とララが戻ってくるのを待っています。今日も人や車が通らないフィールドへ連れて行ったのでリードを解いてやると、嬉しそうに思い切り草はらを駆け回っていましたが、さあ帰ろうか、と2匹に声をかけたところ、途中までは私たちと一緒に歩いていたものの、とめてある車が見えたとたんに駆け出して一目散に車の横へ行き息を弾ませて座っていました。車が通るところでは駆け出すことは禁止し手元に呼んでリードをつけるのですが、こんなフィールドでは私もハンナが全速力でかけるところを見たいこともあって自由にさせています。ハンナが駆けて行った後から私たちも車に向かったところ、途中でララがもっと遊びたそうな顔をしたため、車やハンナが見えるところでしばらくララを遊ばせました。すると、ハンナは待ちくたびれてきたのか車の周りを回りながらあちこちを見て私たちの姿を探しはじめたようでした。それを遠くから望遠レンズで撮影したのがこの写真です。この後も姿を隠して様子を見ていたところ、ハンナは退屈になったらしく車のドアの前で横になってしまいました。ハンナは散歩も好きですが、どうもそれより車に乗ることの方を好むようです。

あれは一体何だ?

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床の上を動くロボット犬を見つめるマリーです。マリーや小次郎はロボット犬を見ても、ララやハンナほど驚いたり怖がることはことはなく、近づくのは遠慮したい様子ながら案外冷静な態度で見守っています。しかし、やはり近寄ってこられたり、近くで突然吠えられるとバネじかけの人形のように飛び退いて一度部屋の外へ出ていきます。今夜もスイッチを入れて動かし始めたときまでは床の上で見ていましたが、突然激しく動き出したのを見た途端にマリーはソファーの背に小次郎はテーブルにそれぞれ飛び乗り、あれは一体何なんだ、といいたそうな表情で大きな目を見開いて注視していました。ただ、マリーや小次郎はララたちとは違い好奇心旺盛で興味はあるようなので、案外早く慣れるかもしれません。