波の上を飛ぶシロチドリ
冷たい季節風が吹付け、冬独特の色彩でうねる波が広がる夕方の海辺を、シロチドリが飛び回っていました。身を切るように冷たい風など全く気にしていないような元気さです。寒さのため人影がほとんど見えない渚に下りては、餌を探したり佇んで波の打ち寄せる様子を見ていますが、ときおり舞い降りるハシブトガラスや、頭上を大型の野鳥が低く飛んだことを認めると、飛び立って海上を一周りしてから別の波打ち際へ下りることを繰り返していました。ララとハンナを遊ばせながら、波の上を飛ぶシロチドリを撮影していて、これまでこの親子とみられる群れはいつも5羽で飛んでいたのに、昨日は4羽になっていたことに気づきました。おそらく猛禽かカラスなど大型の野鳥に襲われたのでしょう。自然界の厳しさを感じながら、夕日を受けて波の上を飛ぶシロチドリを撮影していました。