ツグミを見て

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池の岸を覆うクマザサやノイバラが密集した中で、小さな生き物が動く音がしていました。木陰を好むアオジやウグイスでもいるのかと思ってしばらく様子をいていると、突然フジやクズの蔓が巻き付いたナンキンハゼの枝にツグミが飛び出してきました。地上に降りてクマザサの間で餌を探していたようです。ツグミは焼き鳥にすると味がよく、昔は焼き鳥店などで売られていたそうですが、さすがに今では捕獲が禁じられているので公然と売られていることはありません。しかし、いまだにカスミ網などを使って捕獲する人もいるようです。この頃では見なくなりましたが、以前はバードウオッチングをするフィールドの中でも、カスミ網が仕掛けられているのを何度か見たことがありました。そんなときは、すぐに警察に通報したこともあり、網にかかってまだ生きている野鳥は糸を切って逃がしたこともありました。小さな体ではるばる遠い大陸からやってくる野鳥たちを、娯楽や趣味で殺す人の神経が理解できません。今年は例年に比べて飛来したツグミの数が多い年になりました。捕獲される数が減って個体数が増えてきたのなら嬉しいことです。この辺りのツグミは冬鳥としてはゆっくりと北へ帰るため、例年5月まで見ることができます。たくさん餌を食べ体力を養って、元気に北へ帰ってほしいと思いながら毎日ツグミを見ています。

寒稽古

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月曜日の昨日は、仕事を終えてからいつもの稽古会に参加してきました。一応寒中の稽古なので寒稽古といえばそうなりますが、今年は大寒の20日からまだ2度の稽古しかできていません。これから2月4日の立春までには稽古できる時間がないので、本格的な寒稽古はできずに終わりそうです。以前は毎年剣道連盟の主催する寒稽古に1週間連日通っていたこともありましたが、最近では仕事のためそんなことはとてもできません。昨夜の稽古では、稽古時間がいつもよりあり相手もたくさんあったので、少ない稽古回数や稽古量の中ではなかなか一度にすることができない一刀での中段と上段、それに二刀でと3通りの構えをすべて使って稽古をしてきました。滅多に対することができない方とも竹刀を交えることができ、楽しい時間を過ごせました。昨夜は写真を撮ることはできなかったので、今日の画像は、今も印象に残っている二刀で立ち合った試合で、相手を誘い出して出頭面を決めた様子を描いた自画像にしてみました。昨夜もこの技がよく遣えました。

朝の挨拶

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体が大きくて動作も力強く激しいハンナを怖がっていたマリーや小次郎も、昨秋あたりから徐々に慣れ始め、今ではすっかりハンナに気を許すようになりました。特にハンナが横になっているときなどは、自分たちから近寄って行き、体を摺り寄せたり顔を寄せ合っています。今朝もマリーは目を覚まして階下へ下りてくると、リビングルームで横になっているハンナに近寄って行き、朝の挨拶をするようにハンナの鼻に自分の鼻をつけてしばらくの間向き合っていました。まだ現在のところはハンナの突然の大きな動作に驚くことがあり、小さな子ネコのころから一緒だったサラやルナに対していたようにはいきませんが、この分ならいずれは同じようにハンナに接することができるようになりそうです。

暖かい日でした

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日が落ちてからは北西の季節風が強くなってきましたが、日差しがある間は穏やかなお天気で暖かかったので、今日の散歩は海へ行ってきました。ララもハンナもやわらかな日差しを浴びて波打ち際を何度も走り、疲れると砂浜で横になったり寄せてくる波と戯れていました。写真は、緩やかに寄せて岸を打つ波で遊ぶララです。足も耳もすっかり濡れてしまいましたが、少し動くと私も汗ばんできて上着もいらないくらいのお天気だったため寒そうな様子も見せず、濡れた体を拭いてやると、海の味がするのでしょう、自分でもしきりに前足の毛を舐めていました。ただ、今日は出がけに散歩バッグを玄関に忘れてしまったためカメラがなく、せっかく楽しそうに遊んでいる様子もスマートフォンで撮影したので思ったような写真を撮ることができませんでした。

シメがいた!

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雨が降り始めた夕方の公園で、エノキの大木の梢にとまるシメです。低く雲が垂れ込め光量が不足しているうえ空を背景にするのでシメは黒い影にしか写らないかもしれないと思いつつ、露光調整をして10枚ほど撮影したうちの1枚です。今年は公園内で見られる冬鳥の種類が少ないので、2羽のシメが梢にとまっているのを見つけて喜んだのですが、なんにしても撮影する条件が悪すぎました。やはり空は白く抜けて体色もうまく現れませんでしたが、特徴のある大きな嘴などから何とかシメがいたことを記録する写真にはなりました。この木にはいろいろな野鳥が羽を休めに来るので、今シーズン中にまたこの木にとまったシメと出会えるかもしれません。今度はよい条件の下で撮影したいものだと思いながら、カメラのスイッチを切りました。

雨になりました

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今日は天気予報通りに午後から雨になりました。日曜日でしたが午後2時過ぎまで仕事をして、雨がやってくる前にララとハンナを散歩に連れて行こうと急いで帰宅し出かけましたが、公園へ向かう途中で車のガラスに雨粒が落ちてきました。それでもしばらくの間は小雨がぱらつく程度で済みそうに思えたので公園まで行き2匹を歩かせていたところ、1kmも歩かないうちに本格的に降り出してきました。そのため、急遽散歩は中止して大急ぎで車に戻ってきました。小雨のうちは枝の間を飛び回っていた公園のシジュウカラやメジロたちも、私たちが車に戻る頃には雨を避けて葉陰に隠れるものが多くなっていました。写真は、散歩を始めてすぐの道すがら、遊歩道近くのサクラの枝にとまっていたシジュウカラです。小さな雨粒が落ちてくる灰色の空を見ていました。今日は、散歩もバードウオッチングも中途半端に終わりました。

小次郎もハンナも叱られた!

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昨夜は、ハンナがごみ箱に捨ててあったキャットフードの空き袋を引っ張り出してきて食いちぎり散らかしたため、私にこっぴどく叱られました。その後でしばらくすると、今度は小次郎がテーブルの上に置いてあった私の画材で遊び始め、絵の具や筆を床に落とそうとしたので叱られました。ペットたちの中でも一番よく叱られるのは、いたずらが好きなうえ叱られても堪える様子のない小次郎ですが、ララもハンナも小さないたずらを繰り返してはときどき叱られています。ただその中で、マリーはいつも静かでおとなしく、いたずらをして叱られることはほとんどありません。ほかのペットたちが叱られていると、少し距離を置いて、どうして叱られるようなことをするんだろう、と考えてでもいる様子で叱られる小次郎たちを見ています。写真は、叱られて部屋から逃げ出した小次郎の行方に視線を向けている昨夜のマリーです。

いったいあれは誰だったんだ?

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平日のお昼過ぎなので誰もやってこないだろうと考え、公園の奥にあるアスレチックコースでララとハンナを自由に遊ばせながら野鳥の写真を撮っていると、突然茂みの向こうにいるララとハンナに話しかける声が聞えました。急いで茂みを回り込んでみると、声の主はフレンチブルドッグを引いた女性でした。ララとハンナしか見えなかったので、2匹だけでどうしたのかと心配されていたらしく、私が姿を見せて挨拶をすると安心された様子でした。そこで心配をかけたことをお詫びして別れようとしたところ、フレンチブルドッグがララに興味をもち、しきりに遊びたがってララにまつわりついてきました。あまりの騒々しさにララも驚いた様子を見せ、いつもならたいていのイヌと仲良く遊ぶのに一歩引いてしまいました。そのイヌが大騒ぎしたあと無理やり引っ張られて連れていかれ姿が見えなくなった後も、ララは写真のように、いったいあれは誰だったんだ、とでもいいたそうな表情で、いつまでも女性とイヌの姿が消えて行った方向を見つめていました。普段が吠えたり鳴いたりすることもなく静かなイヌなので、どうも騒がしいことは苦手のようです。

友達ができた!

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ララとハンナだけの施設のように独り占めにして遊んでいたドッグランへ、大きなアフガンハウンドが入ってきました。それを見た2匹は喜んで近寄って行こうとしました。しかし、少し離れて見ていると、まだ生後1歳5か月というアフガンハウンドはやんちゃで、広いところへきて興奮したのか飼い主のいうことを聞かず飛び跳ねリードを外すこともままならない状態です。そのため飼い主が少し落ち着くまで待っていてほしいといわれたので、2匹に声をかけてリードを外されたアフガンハウンドが近寄ってくるまで待たせました。悪戦苦闘してリードを外されたアフガンハウンドでしたが、ララとハンナに近寄ってきたときには思っていたよりおとなしく、匂いを嗅ぎあったあとすぐに3匹で一緒に駆けてみたりあちこちの匂いを嗅ぎ回ったりして遊び始めました。しばらくすると、さらに真っ黒なラブラドールリトリバーもやってきて、4匹は広いドッグランを駆け回り仲良く遊ぶことができました。ふと思いついて訪れたドッグランで、新しい友達ができた散歩になりました。

貸し切り状態

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昨日は冷たい風も吹かずよく晴れて暖かい日だったので、海辺の公園へララとハンナを散歩に連れ出しました。いつものように砂浜を歩かせるつもりでしたが、公園へ向かっている途中で、平日なので公園の中に設置されているドッグランがすいているかもしれないと思いつき、ドッグランのある一角へ車を向けました。駐車場へ着いてみると、いつもは林の向こうにあるドッグランで遊ぶイヌの声が聞こえてくるのに全く声がしません。2匹を車から降ろして林を抜けると、なんと珍しいことにドッグランにはただの1匹もイヌの姿はありませんでした。すぐに2匹を中へ入れて自由にさせてやると、貸し切り状態のドッグランのあちこちで匂いを嗅ぎながらのびのびと遊んでいました。