よく分かるようになりました。

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今月の7日でララがわが家へやってきて満2年が経過しましたが、毎日そばに置いて話しかけいろいろ教えてきた甲斐があって、この頃では亡くなったルナと同じほど何でもいうことがよく分かるようになり、言葉もよく理解するようになってきました。特に力をいれて教えたフィールドで一緒にバードウオッチングや自然観察をするときの要領などはすっかり覚えて、リードを外した状態でも何一つ不自由なく言葉の指示に従うようになり、さらに私の行動の先を読むこともできるようになりました。写真は、草の中にいる昆虫を探すため近くで遊ばせておいたララとハンナでしたが、退屈になってきたらしくて私を呼びに来たので、もうしばらく座って待つようにいったところ、遊歩道に座り込んだ2匹です。ハンナも家族になって1年半が経過し、やはりいろいろなことがよく分かるようになってきました。ただ、ほかのイヌに興味を持つと制止しても近寄っていくことがあるので、今はそれを重点的に直していこうと考えています。訓練はしやすいイヌなので、ルナやララのようになるのもあと一歩だろうと楽しみにしています。

挨拶もできないとは・・・

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先日、前夜の雨で路面が濡れていたため早朝の散歩はやめ、いつもは行ったことのないお昼前の時間に公園へ散歩に行きました。気温が上がって暑かったので、木陰の小道を歩いていると、前方から夫婦連れと思われる中年の男女が小さなイヌを連れて話をしながらやってきました。近づいてきたので、散歩中に公園で出会った人には必ずそうするように会釈をして挨拶をすると、そのふたりはどちらも私のことを不審者でも見るような表情で見て、挨拶の一言もいわずすれ違っていきました。肩が触れ合うほどの距離で挨拶したのに、何とも無礼な人たちです。せっかくララやハンナと楽しく散歩していたのに一度に気分が悪くなりましたが、顔を見ていればなお不快になると思い先へ行こうとすると、ララがそのふたりが連れていたイヌに興味を示し立ち止まって近づいていこうとしました。そこで、挨拶もできないような人に近づくんじゃない、と大きな声で指示をしてララを呼び戻すと、男性の方は振り返って立ち止まり何か言いたそうな顔でこちらを見ましたが、私と目が合うと言葉を飲み込み黙って立ち去っていきました。若い人たちに物事の道理を教える立場になったような年齢なのに、挨拶ひとつできないとは困ったものです。写真は、気分を害した私の気持ちを察したのかはしゃぐのをやめ、小道を外れた草の上に座ってときどき私の顔を見ながら、遠ざかっていく男女とイヌに視線を送っているララとハンナです。

マリーと扇風機

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夏がやってきて、我が家でもエアコンのほかにリビングルームで扇風機を使う季節になりました。扇風機が回りだすと、早速マリーがやってきました。どういうわけかマリーは子ネコのときからこのリビングルームで使う扇風機が大好きで、これが回りだすと羽根のカバーに顔を擦りつけたり、扇風機にすり寄り台を抱え込んで横になったりして満足そうな顔をしています。ほかにはそんなに執着するものはないのに、毎年この扇風機を使いだすと決まって同じ行動をします。食べ物のにおいがついているわけでもなく、どうしてそんなに扇風機が気に入っているのか考え続けていますがいまだによくわかりません。一つ考えられるのは、この扇風機の羽根が出す音の周波数が、マリーの耳には心地よく聞こえるのではないかということくらいです。同じ回るものでも、天井に付けたシーリングファンは、羽根が回転始めたときだけは写真のように一瞥することはありますが、後は全く無視しています。今まで飼ってきたほかのネコやイヌでこんな行動をするものはいなかったので、毎年夏になるとマリーと扇風機を見比べながら不思議に思っています。

4匹一緒に

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夜もすっかり更けてきました。先ほど就寝前にお風呂に入ろうと階下へ降りていくと、マリーはお気に入りの食卓の椅子の上で横になり、小次郎とララはソファーの上で寄り添い、ハンナはソファーの前に敷いた自分用のマットの上に体を横たえ眠っていました。ただ、いつも目の堅いララは私が部屋に入るとすぐに目を覚まして大きな目を開け、相手になってほしそうな表情をしました。しかし、私もお風呂から出たらすぐにベッドに入ろうと思っていたので、ソファーから下ろして少しだけ頭を撫でて話をしてやり部屋を出ると、ハンナのそばへ行ってすぐに横になっていました。最近ではネコたちもハンナにすっかり心を許し、就寝時にはリビングルームで4匹が一緒に休むようになりました。写真は数日前の夜に撮った写真ですが、最近の我が家のペットたちは毎晩こんな様子でリビングルームに集まって休んでいます。

捕まえた!

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フィールドの中の草はらで、草の間を飛び交っているキチョウやベニシジミなどのチョウや甲虫を撮影していたところ、近くの梅の枝で葉ずれの音ががしたので振り向きました。すると、ヒバリが青葉が茂った枝の間から顔を出し、枝先にとまりました。飛んでいるとき以外は地面を歩いていることの多いヒバリが、木の枝にとまるのは珍しいと思いながらカメラのレンズを向けると、嘴に何か咥えています。レンズのズームを望遠側にして確認すると、シャクガの幼虫のようなものを捕まえたようです。ヒバリはしばらく獲物を咥えたまま枝先であたりを見回していましたが、突然飛び立つと少し離れた草はらへ舞い降りていきました。どうも雛鳥の餌を巣に運んでいったように見えました。このあたりでは、もうあらかた雛は巣立ちしてしまいましたが、抱卵に入ったのが遅かったのか、それとも二度目の産卵があったのか、このヒバリはまだ子育て中のようでした。

エゴノキの実

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5月には枝という枝に白い花を吊り下げ目を楽しませてくれた公園のエゴノキに、たくさんの丸い鈴のような実ができました。この実はヤマガラの大好物なので、今年もこの実が稔るころになると毎日実をついばみ、エゴサポニンを含む有毒な皮を足で抑えて上手に剥いて種子を食べたり、貯食のため大きな口を開けこの実を咥えて飛び去るヤマガラの姿を観察することができます。ヤマガラを見たかったらこの木を探せば手っ取り早いといわれているほどヤマガラが好む実ですが、この木でヤマガラを見るたびに、実を与えることによってヤマガラを呼び、その習性である貯食行動をうまく利用して種子を拡散するというエゴノキの智恵、自然界の仕組みの巧妙さに感心します。

緑陰

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公園の中が、春たけなわの頃の明るい緑色からすっかり濃緑色に染まり、地面には木々が濃い緑陰をつくるようになりました。雑木林の中をたどる遊歩道の頭上も日毎に重なり合う葉や枝が増え、冬の間は明るかった林内がすっかり暗い陰の中に沈んでいます。場所によっては、昼なお暗いという表現がぴったりで、ストロボを使わなければ撮影に支障があるほどです。ただ、そんな木々に覆われた遊歩道は、最近の強さをましてきた日差しを避けて散歩をするにはありがたい存在です。このごろの公園の散歩では、早朝に散策するときは公園の中の遊歩道を一巡しますが、日が昇ってからは木陰が続く雑木林の中の遊歩道ばかりを歩き、歩行距離が足らないため同じ道を往復したり、いくつもある枝分かれした小道を何度も回ったりして日向には出ないようにしています。写真は、二抱えも三抱えもある大木が林立し暗い木陰を作る雑木林に続く遊歩道で青葉に染まって一休みし、坂道を走って弾んだ息を整えようとしているララとハンナです。

さあ、行くよ!

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朝の海辺を駆けるララとハンナです。昨日の朝は気温も低く、風も爽やかだったため、2匹は最近になくよく駆け回りました。体は大きく体重もララの3倍はあるのに、行動するときはいつもララに促されるようにして動き出すことが多いハンナですが、昨日渚で漂着物を確認したり駆けっこをして遊んだときも、いつもララの後をついていました。この写真を撮ったときも、コウボウシバが広がる中で虫でも探していたのか、2匹が先へ進む私から遅れてしまったので、離れずついてくるように声をかけたところ、その声を聞いてハンナの後方にいたララは、さあ行くよ、と呼びかけるような様子でハンナの顔を見ると全速力で駆け出しました。するとハンナは、目の前を駆け抜けていくララの勢いに促されるように、その後を追っておもむろに速足で進み始めました。年齢はララのほうが1歳ほど年上ですが、イヌにはそんなことは分からないはずなので、こんな2匹の関係は当然長幼の序をわきまえてのことではなく、性格から来るものなのでしょう。大きな差があるのに、体の大小を全く気にしていないのは面白いことです。

コアジサシ

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太陽が地平線から顔を出し、明るい朝の光が満ち始めた空にコアジサシが舞いました。冬の間はスズガモやヒドリガモを中心に数百羽のカモが群れていた海辺も、5月初旬ころを境に、すっかりカモの仲間の姿を見ることはできなくなりました。代わりに、昨日の朝波打ち際を歩いていると、この海岸へやって来る夏鳥の代表であるコアジサシが軽快に海上を飛び回り、時おり海中へ飛び込んでは魚を獲っていました。近くの海浜公園の海開きも終わり、海辺は夏の賑わいをみせる季節になってきました。写真は、獲物に狙いをつけてホバリングをするコアジサシです。

懐かしい写真

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先に掲載したクロの写真をパソコンの中で探している間に、いろいろな懐かしい写真が目に留まりました。この写真も2006年3月6日にリビングルームで撮った写真で、画面の左から順番に帰宅した妻に甘えるルナ、サラ、ソファーの上で仲良く寝ているクロとメル、それに大きく伸びをしているまだ生後1年にもならないマリーです。何の意図もテーマもなくシャッターを切った写真ながら、今見返してみると当時の家の中の雰囲気がよく表れているような気がします。ペットたちはいつもこんな調子でみんなが同じ部屋に集まり、仲良くしていました。画面ではいずれもまだ若く元気な様子ですが、今ではマリーのほかはみな亡くなってしまいました。こんな写真を見ると、当時のことがいろいろ思い出されてきて、ここにルナと仲良しだったウサギのパフィーも交えて、もう一度みんなに会ってみたいものだと思います。