少し慌てた!

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散歩中にリードを外して自由に歩くことができるようにしてやると、ララと一緒にあちこちを歩き回るハンナですが、いつもは私やララの近くから離れることはありません。ところが、ときどき何か夢中になるものを見つけると、先へ進んでいった私たちから離れてしまったことに気づかないことがあります。今朝もハンナは、この頃海岸でたくさん見られるようになったフナムシを追うことに夢中になっていたらしく、どんどん歩みを進めていた私たちから離れてしまいました。近くに誰もいなくなったことに気づいたハンナは、みんなはどこへ行ったんだ、と首を伸ばして慌てた様子で私たちを探し、波打ち際で待っている私を見つけると、写真のように嬉しそうな様子で駆けてきました。いったん私の足元へ擦り寄って甘えたあとは、近くで波に打ち上げられた貝や漂流物の匂いを嗅いでいたララのところへ、遅れてしまったよ、と報告するように駆け寄っていき、ララと鼻を突き合わせたあとは一緒に波に濡れた冷たい砂を踏んで遊んでいました。今朝は、ほんのわずかの間ながら私たちの姿を見失って、ハンナは少々慌てたようです。

アキアカネが舞いだした!

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今朝は海岸の散歩をしていると、海の上や渚周辺をたくさんのアキアカネが舞っていました。下界では耐えがたい猛暑が続いているのに、もう山から下りてきたようです。体色はまだ鈍いオレンジ色で、秋真っ盛りのころの鮮やかな色ではありません。夏はまだまだこれからで、厳しい暑さは収まる気配は見せませんが、早くアキアカネが鮮やかな色になり、涼しい秋風の中で斜めから差すようになった秋の日に翅をきらめかせて群れ飛ぶ光景が見たいものです。そんなことを思いながら砂浜の上を舞うアキアカネを見ていると、ララも気になるのか、首を上げて頭上を飛び交うアキアカネを一所懸命目で追っていました。

朝の入江で

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夜が明けたばかりの入り江にケリがやってきました。先日はフィールドの中で見ることができるケリが減ったと記しましたが、この入り江でも2年前までは潮が引き始めると一度に30羽を超える数の個体を干潟で見ることができたのに、今年は多くても数羽です。この画像を撮ったときも、ササゴイを撮影するつもりで出かけたところ、目的とするササゴイはやってきていなかったのでしばらくカルガモの群れや水面に踊る魚を見ていると、アオサギやダイサギが餌を獲っている水際へ2羽のケリが舞い降りてきました。そこでその後続いてやってくるケリはいないかと待っていましたが、結局姿を見せたのはこの2羽だけでした。ほかの野鳥は減少しているものはなく逆に増えているものもあるのに、なぜケリだけがこれだけ急激に減ったのか不思議です。

何かあった?

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散歩中に、一緒になって何かを探しているララとハンナです。ララとハンナは犬種も体の大きさも違うのに、これまで一度も争いをしたことはなく、ただの一度も唸り声を上げたこともありません。先住犬のララのもとへ大きなハンナを連れてきたのだから、主導権争いや餌の順序などで一度や二度はもめるのではないかと覚悟をしていましたが、その予想はありがたいことに見事に外れました。顔を合わせたその日から仲良くして、与える食べ物は取り合うことなく、いつも同じ部屋にいて寄り添っています。散歩のときも、リードを外して自由に遊ばせていると、写真のように離れることなくすぐ近くで一緒に行動し、どちらかというと大きなハンナの方がララを頼ってあとについているように見えます。そんな仲の良い様子をみせてくれる2匹を見て、ハンナを引き取ってよかったと思いながら、心を和ませ楽しく過ごしている毎日です。

何の音?

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今朝は曇っていて日差しも弱かったため、海辺の散歩に出かけたところ、いつもの朝と違って夜明けとともに海上へ繰り出したウインドサーファーや釣り人たちの姿が数多く見られました。ウインドサーフィンのセイルが海上を走ると、ララはいつも興味深そうな様子で眺めています。今朝も何度も波打ち際へ行き、色とりどりのセイルが行き来する様子を見ていました。しばらくそんなセイルの動きを見ていたララでしたが、やがて飽きてきたのか砂の上に横になったハンナの近くへ行くと、仲良く打ち上げられた海藻や貝のにおいを嗅いで遊んでいました。すると、突然爆音が聞こえました。近くで釣り用のゴムボートにつけた船外機を動かした音でしたが、2匹は大きな音に驚いたように振り向き、一体何の音がしたんだろう、と不思議そうな様子で動き出したゴムボートをずっと目で追っていました。どちらも、我が家へやってきた当初はわずかな音にも異常に反応していましたが、最近は落ち着いてきました。しかし、まだ突然聞こえる大きな音には驚くようです。

ハクセキレイの若鳥

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朝露をたっぷりと含んだ公園の芝生の上でララとハンナを遊ばせていると、ララが突然立ち止まりじっと一点を見つめ出しました。声をかけると、私の顔と見ていた方向を交互にみるのでララの近くへ行ってみたところ、芝生の上をハクセキレイが歩いていました。よく見ると、羽毛の色が灰色のこの夏に生まれた若鳥です。まだそれほど人を恐れない様子で、私やララからほんの数mの所まで近づいてきて餌を探していました。広い雑木林を背後に持つこの公園では、初夏のころからいろいろな種類の野鳥の雛や若鳥が見られましたが、まだあと半月ほどの間は遅れて孵化した雛たちの姿が見られそうです。

夏の花

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この頃の公園の散歩では、ハンナが暑がるため坂道が多く歩く距離も伸びる公園の奥へは行くことが少なくなり、雑木林の中も半分ほど歩くだけになりました。その代わりに、林の陰になって午前6時半頃までは朝日が当たらない公園入口の芝生の広場で遊ばせることが多くなりました。ここは小さな植物園や温室があり、この季節には夏の花で溢れています。今朝も温室の周りではマンデビラ、ハイビスカス、ブーゲンビレアなど熱帯の花が、あちこちに配置された花壇ではサルビア、ジニア、センニチコウなど色とりどりの草花が、さらに花木では紅白のサルスベリが咲き乱れきれいでした。厳しい暑さに人やイヌは参っていますが、植物は元気です。

眠くて、眠くて・・・

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夜も更けて午前1時を回り、瞼が閉じてきたハンナです。ララは私が起きている限り大きな目を開けて私のそばについていますが、ハンナは夜遅くになってくるとそれまで元気に動き回っていた動作が徐々に鈍くなり、やがて床に横になると目がうつろになって、眠気にはどうしても勝てないといった様子で瞼を閉じてしまいます。家族やララの様子を見て何とか起きていようとしているようですが、睡魔にはどうしても勝てないようです。ことに散歩や運動で疲れた日は、晩御飯を食べるともう床に手足を投げ出して熟睡していることもあります。この写真を撮ったときは散歩で疲れたのか、私がララと小次郎を相手にして遊んでいるうちに、いつのまにかドールチェアの脚に鼻をくっつけて安らかな寝息をたてていました。

蝉時雨

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子供たちも夏休みに入って一週間ほどが経ち、夏も真っ盛りです。家の周囲でも庭木や道路の並木では早朝からセミの声がよく響くようになりました。それが、大木が高さを競うように林立する公園の雑木林の中を歩くとさらに数を増し、頭上からも周りからもあらゆる方向からアブラゼミとクマゼミの鳴き声が降るように聞こえてきます。まさに蝉時雨です。子供の頃は、これだけたくさんのセミの声がすると俄然捕虫網を持つ手に力が入りましたが、セミ捕りとは縁のなくなった今は、あちらで一つこちらで一つとまばらに聞こえてくるセミの声には夏の風情を感じるものの、隙間なく周囲から責め立てられているように大きな声で鳴かれると、少々暑苦しく感じます。セミの大合唱は始まったばかりですが、蒸し暑いこととも相まって、早く秋の到来を知らせるヒグラシの声が聞こえるようになってほしいと思いながら、ララとハンナとともにセミの声に包まれた遊歩道を歩いてきました。

ホオジロ

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雨が上がった野末で、ホオジロが鳴いていました。最近ではフィールドへ出ると一度は出会うことが多くなったホオジロですが、市街地や商業地の開発のため丘や林を重機が行き来してどんどん切り崩していた頃は、このあたりではほとんど見ることができなくなっていました。それがこの数年自然が戻ってくるとともに徐々に数が増え、今シーズンのフィールド内では、ヒヨドリやキジバトについでよく目に留まる野鳥になり、撮影しようと思えばそれほどの苦労なくいつでも画像が得られるようになりました。しかし、探してもなかなか見つけることのできなかった以前の経験があるため、声を聞くと姿を探しすぐにカメラのレンズを向けてしまいます。写真は、撮影中よい声で囀り、姿も声も楽しませてくれたホオジロです。