おやつにしようよ!

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いつもイヌと散歩へ行くときには、上着のポケットや散歩バッグのポケットにおやつを用意してでかけ、いろいろな訓練が終わった後や遊び中でもよくいうことが聞けたときなどは、近くへ呼んで一つずつおやつを与えてきました。そのため今まで飼ってきたどのイヌも、どんなときにおやつをもらうことができるかよく知っていました。ララやハンナもその要領をすっかり覚えてしまいましたが、ときどき遊び疲れたり、遊びに飽きて退屈になったときなどには何もしなくても、そろそろおやつにしようよ、とばかり私の前に来て行儀よく座り、上着のポケットや散歩バッグと私の顔を見比べおやつをほしがります。そのタイミングや要領は実うまいものです。この写真を撮ったときもハンナは波打ち際で駆け回って遊んでいましたが、私と目が合うと走り寄ってきて散歩バッグの前に座り尾を振っておやつの請求を始めました。散歩中のおやつは、基本的に命じた指示に従ったときだけ与えるようにしているものの、こんなふうに期待を込めた目で嬉しそうに待つ顔を見ると、つい何でもないのに与えてしまいます。

ハクセキレイ

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どこかでハクセキレイが盛んに鳴く声が聞えたので、カメラの望遠レンズを使って声のするあたりを探してみたところ、水際で夕日に染まって鳴くハクセキレイを見つけました。よく見ると、すぐ近くにもう1羽います。この何年来、秋になるとよくハクセキレイの姿を見かけるようになりました。私が子供のころには、それほど頻繁に目にする野鳥ではなく、街の中で見かけることはほとんどありませんでした。木立の多い旧宅の庭には年間を通じて三十数種類の野鳥がやってきて、野鳥が好きだった祖父が毎日アトリエから見ていましたが、そのころ庭にやってくる野鳥の中でもハクセキレイは見かける頻度の少ない野鳥でした。それが最近では、冬近くになると街の中でも海や池の近くでもよく見かけるようになり、数が減ってきたスズメよりも目に留まることが多くなりました。人をそれほど恐れないことと、食性や住環境の好みが柔軟で幅広いため、今後ますます分布域を広げ勢力を増してきそうです。

どこへ行ったんだろう?

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ララとハンナが2匹で仲良く駆け回って遊んでいたので、少しいたずらごころを出してそっと木陰に隠れてみました。すると、しばらくして私の姿が見えないことに気づいた2匹は、いつもいろいろな練習を始めるときに待機させられる場所近くへ行き、どこへ行ってしまったんだろう、と相談しているような様子で寄り添いあたりを見回していました。そのうち困ったような様子を見せ始めたので2匹の名前を呼んで姿を見せてやったところ、どちらも首を伸ばして私を確認すると嬉しそうな表情になり、全速力で駆けて飛びついてきました。イヌなのだか匂いで探せばよさそうなものですが、姿が見えないと不安になるようです。写真は、数十m離れたところに隠れて撮影した、私を探しているララとハンナです。

運動不足

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先週後半から一昨日まで私が風邪気味で体調が悪かったことと、お天気が悪かった日もあって、5日間ほどララとハンナを散歩に連れ出すことができませんでした。そのためどちらも運動不足で体を動かしたかったらしく、昨日から散歩に行くとよく走ります。今日も公園の駐車場で車を降りるとすぐにどちらも走りたそうにしていたので、しばらく一緒に走ってからいつもハンナのリードを外して遊ばせる広場へ直行しました。そこで座らせリードを外して走ってもいいといったとたんに、いつもなら一緒に走るララを残してハンナはひとりで弾けるように飛び出し、全速力で広場を何周も回っていました。この数日よほど大きな身体を持て余していたようです。その様子に、ララはあっけにとられたような顔で周りを駆け回るハンナを見ていました。

秋の色

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色を変え始めたコナラ、クヌギ、エノキやモミジなどが織りなす色を映す池の面に枝を張り出すようにして、ノイバラが真っ赤な実をたくさんつけていました。秋になってたくさんの実をつけた池の周りの雑木林の木々も、クリ、シイ、カシ、コナラ、クヌギ、エノキなどほとんどの木は実を落とし、今公園の中で枝に実をつけているのは、このノイバラを始め、ナンキンハゼ、ヒサカキ、カクレミノ、クスくらいになりました。その中でも真っ赤なノイバラの実と真っ白なナンキンハゼの実はよく目につきます。今日も池の周りを歩いていると、このノイバラの実とすぐ横に立つナンキンハゼの枝に付いた実が通り過ぎていく秋風に揺れて、池に映る周りの木々の色彩とともに、これが秋の色だとばかりに艶やかではあるけれども渋みのある繊細な色彩のハーモニーを奏でていました。

1個になった

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今年はたくさんの実をつけた木が多かった公園のカキも、この頃になって野鳥に食べられたり落ちたりして枝に付けた実の数が少なくなってきました。中にはもう実も葉もすっかり落として、冬木立の姿になっているものもあります。よく熟れたカキの実に夕日が照り映えた色は、日本の秋を飾るよい色の一つだと常々感じ、毎年秋になると色調を落としてきた自然の中で色鮮やかに点在するこの色を楽しんでいます。その色も今年はそろそろ見納めになってきました。今日も枝に1個だけ残ったカキの実を見ていたところ、メジロが1羽やってきて、過ぎてゆく秋を惜しむように午後の日を受けて艶やかに光るカキの実を見ていました。

小春日和

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11月も残すところあと3日と冬間近になって、今日は最近になく暖かな小春日和の一日となりました。車の外気温計も散歩に出たお昼過ぎには20℃を示し、風もなく穏やかな日差しの中を歩いていると汗ばんできました。公園の中では暖かさに誘われて色づいた木々の葉を楽しんで散歩をする人の数も多く、遊歩道を歩く若い人もお年寄りもほとんどの人が上着を脱いだ軽快な姿でした。ララとハンナも気持ちのよいお天気に足取り軽く歩行距離も伸び、途中人のいない広場ではリードを外すと何度も繰り返し嬉しそうに走っていました。今日は一日こんなよいお天気が続きそうで、夕方になってもよく晴れて寒さも感じません。写真は、寒くなってきたこの頃では珍しく、たくさんの人たちが遊歩道を行き来する様子を見るララとハンナです。

さあ、声が掛かるぞ!

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バードウオッチングなどでフィールドへ連れて行くために、今まで飼ってきたイヌたちにはいろいろ必要な訓練をしてきました。ララやハンナもその例に漏れず、我が家の家族になって生活に慣れてからは、ずっと我が家で暮らすのに必要なことを教えてきました。その中の一つに、指定した場所で動かずに待たせる練習と、呼んだら寄り道せずすぐに私のもとへくる練習があります。初めのうちは、待てといっても背中を見せて歩き出すとすぐに私の後をついてきた2匹ですが、最近では長い間じっと待っていられるようになりました。この写真もその練習をさせているときの様子を撮影したものです。私が100mほど2匹から離れるように歩いていき後ろを向くと2匹は、今に呼ぶ声がかかるぞ、と待ち構えているように私を注視していました。このあと近くの木の枝に野鳥がいたので2、3分間それを撮影してから呼んだところ、どちらも待ってましたとばかりに弾かれたような勢いで真っしぐらに私の足元まで駆けてきました。ララもハンナも、大抵のことは苦もなく覚えてくれるので教えがいがあります。

4匹勢ぞろい

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いつもペットたちの様子をすぐに撮影しようとしていくつかのカメラをあちこちに置き、ときにはスマートフォンのカメラも使うため、つい撮ったことを忘れてしまっていて何気なくパソコンに落としたときに気づく画像があります。この画像もそのうちの一つで、最近撮影した画像を整理しようとしたところ1週間ほど前の夜遅くに撮影した3枚がまだ未整理になってカメラの中に残っていました。この頃ペットたちはよく慣れてみな仲良く一緒にいることが多くなったものの、4匹が勢ぞろいしてこちらを向いている画像はまだ少ないので、少し前の画像になりますが掲載してみました。

着水

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秋も過ぎゆこうとしているこの頃では、野鳥観察のフィールドにしているどの水域でも、種類は違うものの水面に浮かぶカモの数が増えてきました。この写真を撮った公園の池では100羽を超えるマガモを中心として、ホシハジロとキンクロハジロもそれぞれ数十羽の群れを作っています。それらの群れが一斉に飛び立ったり舞い降り着水するときなどは、羽音や水音があたりに響き賑やかです。ことにマガモは体も大きく数も多いため、群れが一斉に離水着水するときにはたくさんの水しぶきを上げ鳴き声も交えて壮観です。ちょうど池に沿った遊歩道を歩いていると、50羽ほどのマガモの群れが水面を目指して降下してきたので着水の様子を撮影してみました。