おやつにしようよ!
いつもイヌと散歩へ行くときには、上着のポケットや散歩バッグのポケットにおやつを用意してでかけ、いろいろな訓練が終わった後や遊び中でもよくいうことが聞けたときなどは、近くへ呼んで一つずつおやつを与えてきました。そのため今まで飼ってきたどのイヌも、どんなときにおやつをもらうことができるかよく知っていました。ララやハンナもその要領をすっかり覚えてしまいましたが、ときどき遊び疲れたり、遊びに飽きて退屈になったときなどには何もしなくても、そろそろおやつにしようよ、とばかり私の前に来て行儀よく座り、上着のポケットや散歩バッグと私の顔を見比べおやつをほしがります。そのタイミングや要領は実うまいものです。この写真を撮ったときもハンナは波打ち際で駆け回って遊んでいましたが、私と目が合うと走り寄ってきて散歩バッグの前に座り尾を振っておやつの請求を始めました。散歩中のおやつは、基本的に命じた指示に従ったときだけ与えるようにしているものの、こんなふうに期待を込めた目で嬉しそうに待つ顔を見ると、つい何でもないのに与えてしまいます。