ミコアイサが飛んできた!
日が傾いて雑木林の木立が影を落とし始めた池の面をかすめるように、ミコアイサの雄が飛びました。遠く離れた水面に6羽が群れているのを確認してカメラのレンズを向けていたところ、まったく予期しない方向から1羽が視界を横切るように飛んできたので急いでレンズをそちらに向けました。自動露出で撮影した場合、真っ白なミコアイサは周囲が暗いとどうしても周囲の風景に露出が合って白くとんでしまいます。そこで6羽を撮影するために露出補正をして撮影していたのですが、急に視界の中に飛び込んできた1羽もそのままの状態で撮影したところ、実際の池の様子とは違ってなんだか幻想的な雰囲気が漂う画像になってしまいました。それにしても、もう少し近い距離を飛んでくれるときれいな画像が得られるのに、なかなか思うような距離には近寄って来てくれません。