弥生尽の海辺

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今日は2年前の春に亡くなった叔父の三回忌の法要が催されたため、朝からお参りに出かけました。午後4時近くになって帰宅すると、着替えをしてすぐに留守番をさせられ退屈をしていたララとハンナを散歩に連れ出し、この頃足が遠のいていた海辺へ向かいました。西に傾いた春の日がやわらかい光を投げかける海辺は、穏やかに波が寄せて、シャツ1枚でも寒さを感じない暖かさでした。さすがに3月も終わろうとする頃になると、冬の寒さはすっかり影を潜めます。そんな暖かさに包まれた砂浜では、ララやハンナが遊ぶ足元でもうハマヒルガオが葉を広げ始め、コウボウムギも花穂を持ち上げていました。

今日もお花見日和

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気温は昨日より低くなりましたが、今日もよく晴れて暖かいお花見日和でした。サクラの木の下ではタンポポやスミレ、ホトケノザなどが咲き広がり、花陰では家族連れや友達と見られるグループがシートを広げてお弁当を食べて歓談している姿があちこちで見られました。ララとハンナが賑やかな話し声が聞こえる間を歩いていくと、イヌ好きの人たちから何度も呼び止められて、その度に頭を撫でられたり話しかけられ、いつものような運動になる散歩ができませんでした。写真は、お花見をする人たちが途切れたところまでやってきて今来た道を振り返り、まだ聞こえてくる人の声を聴いているララとハンナです。

残念!

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満開になったサクラの枝で、シジュウカラの姿をよく見かけるようになりました。シジュウカラは花の蜜を吸う訳ではないので、暖かくなって枝や幹で動き出した虫を捕っているのでしょう。賑やかな囀りを聴かせるとともに、かわいらしい姿を重なった花の間のそこここで見せています。昨日もよく晴れた空を背景に爛漫と咲く花を見ていると、1羽のシジュウカラが近くの枝にやってきて明るい声で囀りながら枝を渡り歩いていました。よい構図だったのでサクラの花と一緒に撮影しようとしたところ、残念なことにレンズを向けたとたんに枝を離れて近くの灌木に飛び移ってしまいました。

連日のお花見

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サクラの花が開花してからはよいお天気が続いているおかげで、行く先々でお花見ができています。昨日は、家から車で数分の距離にある運動公園のサクラの下を歩いてきました。1km余のジョギングコースの両側にソメイヨシノが立ち並び、開花すると毎年見事なサクラのトンネルができる所です。亡くなった母は20年程の間、雨の日以外は毎朝散歩をしたコースですが、私はサクラの季節だけイヌを連れて訪れています。今年もきれいに咲いたサクラの木の下を、逝ってしまったサラやルナ、それに秋田犬の五郎と散歩したときの様子を思い出しながら、ララとハンナとともに歩いてきました。

黄色の嘴

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満開になったソメイヨシノの枝に数羽のヒヨドリがやってきて、手当たり次第に目の前にある花に嘴を差し込み蜜を吸っていました。近くではカワラヒワやシジュカラの声もしきりに聞こえていましたが、ヒヨドリが大きな羽音を立て鋭い声で鳴いている間は遠慮しているのか近寄ってきません。枝の間を花びらを散らしながら縦横無尽に飛び回るヒヨドリにレンズを向けその動きを追っていると、満開になった花の中に埋まるようにして蜜を吸っていた1羽が顔を出してこちらを見下ろしてきました。よく見ると、嘴は目先近くまでサクラの花粉にまみれて雛鳥のように黄色くなっています。相当たくさんの花に嘴を差し込んだようです。

満開のシダレザクラを背景にして

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公園のソメイヨシノが満開になりましたが、植栽してある本数は少ないながら華やかさではソメイヨシノに負けていないシダレザクラも満開になりました。枝ではシジュウカラ、ヒヨドリ、ホオジロなどが絶え間なく囀りを響かせ、根元ではタンポポが黄色の花をたくさん咲かせて、その周囲にはまさに春爛漫といった雰囲気が満ち溢れています。横を通る人たちもピンクの花の華やかさや春風に揺れる細い枝の繊細さに目を留め、ほとんどの人たちがこの木の前で写真を撮っています。私もララとハンナを座らせて、たくさんの小ぶりの花をつけ地上近くまで垂れ下がった枝を背景にして写真を撮ってきました。

爛春

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今日はいつもと違ってお昼前に公園を散歩すると、汗ばむほどの気温と強い日差しに、歩き出して50mも歩かないうちからハンナは長い舌を出してしまいました。そこで広い遊歩道を歩くことはやめて、木陰が多い脇道や雑木林の中ばかりを歩くことにしましたが、それでも弾むように飛び跳ねて前を行くララとは違って暑くてたまらないといった様子で、途中2度ほど休憩しながら公園内を一回りしてきました。今日の気温は23℃を上回ったので、18℃あたりから暑がりはじめるハンナにとっては、この気温の中を日差しを浴びて歩くことは暑すぎるようです。園内のサクラも、今日の暖かさでほとんどの木が満開になりました。お天気もよし、花も盛りになり、まさに爛春の真っ只中です。写真は、散歩の途中で池をめぐるサクラ並木に出てきたララとハンナです。広くてよく人が歩いている遊歩道ですがちょうど人通りが途絶えたため、爛漫と咲き誇るサクラ並木が私たちだけの貸し切り状態になったように撮影できました。

シジュウカラの囀り

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野鳥たちの囀りが、雑木林のあちこちからよく響いてくるようになりました。昨日も公園の雑木林から池にかけて散歩していると、ヤマガラやシジュウカラが囀る明るい声がしきりに木々の間から聞こえてきました。姿を探して見ると、梢や葉陰で体全体を使って力いっぱい鳴いています。私たちはよい声を聴いて楽しんでいますが、野鳥たちは繁殖期の真っ只中に入り、雌を求めたり縄張りを守ったりと一年でも一番大変な時期になってきました。写真は、池の近くでケヤキやモミジの梢、その下に茂る潅木の枝などを飛び回りながら、絶え間なく囀るシジュウカラです。

満開間近

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公園のソメイヨシノが見ごろになってきました。膨らんできていた蕾が、連日のよいお天気で一気に開いてきました。都内のサクラは例年より10日も早く開花して、2日ほど前にはもう満開になったとの報道がありましたが、この辺りのサクラも例年より1週間は早い満開を迎えそうで、この暖かさが続けば週末には見ごろを過ぎて散り始めそうな勢いです。ただ、昨日今日と園内を散歩すると、人出は多くなってはきたものの、平日のためかまだ人ごみができるほどではなく、ところどころで子供連れやお年寄りのグループが花見を楽しんでいる姿が見受けられる程度でした。しかし、週末にはサクラ吹雪が舞う中でたくさんの人出がありそうなので、この3日ほどの間に満開の時期を迎えたサクラを十分楽しんでおこうと考えています。写真は、六分から八分咲きほどになった公園のサクラを背景にカメラにおさまるララとハンナです。

たくさんいるなぁ・・・

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昨日のハンナの同窓会で会場へ入ってすぐは、たくさんのイヌの数に興奮した様子を見せたハンナでしたが、私たちが芝生の上に腰を落ち着けると、同じように座り込んでララと一緒に周囲を行き来するいろいろなイヌたちを、たくさんいるなあ、とでもいいたそうな表情で飽きずに見つめていました。それにしても、数も種類もたくさんのイヌたちが目の前に集まった様子は壮観で、さながら動く犬の図鑑を見るようでした。ドッグショウとは違い、犬の優劣をつけるのではなく、保護したイヌたちをかわいがって大切にしている人たちばかりの集まりなので、イヌたちものびのびとして楽しそうな様子を見せ、本当に和やかでほのぼのとした雰囲気に包まれていました。虐待を受けたり商品化されたイヌたち全てが、本当のイヌ好きの人達とこんなふうに一緒に暮らせるようになってほしいものだと思いながら飼い主と嬉しそうに遊ぶイヌたちを見ていました。