雨があがった

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川遊びをしてハンナを冷たい水の中で泳がせてやろうと考えて訪れた板取川の上流でしたが、残念なことに現地へ到着した途端に雨が降り出しました。そこでお昼にはまだ早かったのですが、予定を変更してバーベキューをして2時間ほど時間を潰していると幸い雨が小降りになりやがてやんでいきました。雨がやんだのを見計らってバーベキュー場の屋根の下から出て遊んでもよいとララとハンナにいうと、2匹は待ってましたとばかりに外へ出て、私の後について渓流沿いの山道の散策に出かけました。写真は、立ち込めていたガスが薄れ木立の姿がはっきりしてきた森を背景にして、あたりを見回すハンナです。雨で水かさが増え流れも急になったため泳ぐことはできませんでしたが、バーベキューでお腹はふくれ、豊かな自然の中できれいな空気を吸って満足そうな様子でした。

雷雨

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今日はお昼前と午後6時頃の2回、激しい雷雨がありました。どちらも大きな雷鳴が何度も聞こえ、水しぶきをあげて叩きつける大粒な雨が落ちてきましたが、ことに夕方の雷雨は横殴りに吹き付ける降り方で、傘などまるで役に立たない激しさでした。二階の窓から道行く車を見ていると、いずれも速度を極端に落として走り、中には一時止まって雨をやり過ごしている車もあるほどでした。部屋の中でのんびり横になっていたペットたちも、雷鳴が轟くたびに不安そうに頭を上げたり耳を動かし、落ち着かない様子で外の様子に神経を使っていました。ただ、速い速度で通過していく積乱雲による雷雨だったので長続きはせず、20分ほどで遠ざかっていき、後には晴れ間も見えてきました。とはいうものの、まだ大気の状態は不安定なので、このあともまた雷雨がやってくるかもしれません。写真は、近くに落ちた雷の音に驚いているマリーとララです。

キンミズヒキ

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平地ではまだ真夏と変わらない猛暑が続いていますが、3日前に訪れた渓流沿いの山道ではもうススキがたくさん穂を出して川風になびき、アカソが茂る中に混じってクズの花も紫色の花をたくさん咲かせていました。そんな道筋を辿りながら足元をみると、道の脇や杉木立の中でキンミズヒキの黄色の花が折りからの雨に濡れてたくさん咲いていました。小さな花ながら、薄暗い林の中で鮮やかな黄色がよく目立ちます。毎日暑さに喘いでいるいる間にも、山では一足早く秋の気配があちこちに漂うようになりました。

水辺へ行くよ!

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渓流の水際へ下りていく階段が急だったので足を踏み出すことを躊躇していたハンナですが、私とララが下りて行き河原で遊びだしたのを見て焦り始めました。確かに今までハンナが昇降したことのないような急な階段なので怖がるのも無理はありません。そこで、不安そうな様子のハンナを呼び寄せて一段ごとに手を貸して河原へ下ろしてやりました。ところが、河原へ下りても大きな音を立て水しぶきを飛ばして流れる渓流を物珍しそうに眺めているばかりで、水の近くへは行きません。どうしたものかと思っていたところ、ララが近寄っていきハンナを誘うように前に立って水際へ向かうと、ようやく初めて見る渓流に対する警戒を解いたのか写真のようにララの後について水辺へ行き川の中に足を浸しました。その後は、妻に水をかけられたり冷たい水で喉を潤したりして楽しそうに遊び始めました。ララは大抵のことは気にしないのに、ハンナは、体は大きくても初めてのことに対しては慎重なイヌです。

渓流のトビ

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渓流に覆いかぶさるように枝を広げる木々の間を、1羽のトビが行き来していました。山中でも中流域や下流域の開けた河原があるところでならよく見るトビですが、山肌が迫る狭い上流の渓谷で見ることは希なため、川筋を上ったり下ったりする様子や、対岸の木々の枝で羽を休める様子にレンズを向けて見ました。望遠レンズで拡大した像をみると、まだ若い個体のようなので、自分のテリトリーが定まっていなくて上流までやってきたのかもしれません。谷が狭く帆翔して獲物を探すだけの空間が上空にないためか、雨が落ち霧が辺りに広がる中で何度も狭い渓谷を行き来していました。

気持ちいいよ!

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一昨日訪れた山奥の渓流で、打ち寄せてくる冷たい水に冷やされた砂の上で腹ばいになるララです。水際へ行くまでは、大声を出さないと会話ができないほどの大きな瀬音を上げて流れる水を怖がるのではないかと思っていましたが、ララは冷たさに惹かれたのか少しも怖がる様子は見せず、渓流に下りて行くと流れに足を浸けたり寄せてくる水を飲んだりして水遊びを楽しんでいましたが、そのうち腹ばいになると、気持ちよさそうな表情で体ごと打ち寄せてくる水に浸かり始めました。連日の厳しい暑さの中にいたので、5分も水中にいると手足の感覚がなくなってくるような冷たい渓流の水も、天然のクーラーとして気持ちよく感じたようです。呼び寄せるまで、横になったまま美味しそうに水を飲んだり浅いところで転がったりして、嬉しそうに水の冷たさを楽しんでいました。

今月はメロンケーキ

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昨日は、毎月1回ケーキ屋さんからケーキが届く日でした。毎回季節の果物や食材を使った趣向を凝らしたケーキが届くので楽しみしているのですが、今月はたくさんのメロンで飾られたメロンケーキでした。亡くなったルナは、このケーキが届くといつ箱が開けられるか楽しみにしていましたが、ララもすっかりケーキの配達を覚えたらしく、箱を開けようとするとすぐ近くへやってきて、開封やケーキを切り分ける様子を期待を込めた目をして待っています。写真は、箱から出したケーキを前にして、早く切り分けないの、といいたげな表情で妻の表情をうかがうララです。家族として自分ももらうことができると、絶対の確信を持っています。

川だ!

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渓流の水際近くまで下りてきて、大きな瀬音を響かせ水しぶきを上げる流れを見つめるハンナです。海辺ではよく遊ぶことのあるハンナですが、山あいの渓流を訪れるのは初めてなので、瀬音やしぶきを上げて流れる水に驚いたのか、しばらく写真のように水から離れたところに立って川を見ていました。しかし、ララが水際へ近づき遊んでいるのを見ると安心したのか、同じように水に近づいてきました。ただ、泳がせようと考えて連れてきたのですが、水かさが多く流れも速いうえに深みがあちこちにできていたため、泳がせることはやめて水遊び程度にしました。そのため、持参したライフジャケットは使う機会がありませんでした。

霧が上ってきた!

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昨日訪れた板取川の川面を覆い始めた霧です。ララとハンナに川遊びをさせるために訪れた山奥の渓流でしたが、到着するとすぐに雨が降り出し外では遊べないため、屋根の下でバーベキューをしながら川の様子を見ていたところ、川下から上ってきた霧が渓谷を覆い始めました。渓流に沿って発生した霧ですが、晩秋から冬に見られる蒸発した川の水が冷たい空気に接触して凝固する川霧ではなく、川下から渓谷を上ってきた暖かい空気が冷たい渓流の水に冷やされ空気中の水蒸気が露点に達して発生する移流霧です。とくに水しぶきが激しくぶつかりあう早瀬付近では濃い霧が発生し、対岸も見通せないほどの濃さになりました。徐々に上流へ広がっていく霧は、木々や岩も包み込み静かに辺りを乳白色の世界に変えていきました。

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昨夜は川遊びから帰り一息入れていると、知人から電話が入りました。久しく会っていなかった剣道仲間です。何事だろうと話してみると、久しぶりに鮎釣りに行ってきて釣果があったので届けたいとのことでした。旧宅に近い友人で、ちょうど旧宅へ行こうとしていたため私が受け取りに行き、釣りたての鮎を4尾いただいてきました。どれも20cmを超えるきれいな鮎です。川遊びの行き帰りに板取川の各所で鮎釣りをしている釣り人を見て、鮎を食べたいと思っていたところだったので本当にいいタイミングでした。この友人は海釣りも川釣りも好きで漁師顔負けの腕を持ち、釣果があると必ず届けてくださるありがたい存在です。早速塩焼きにしていただくと、さすがに天然鮎だけあって香りもよく美味しくいただきました。