ササミだ!

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いつも食事やお茶の時間にはテーブルの横へ来て座り、いろいろな食物をもらっていたララとハンナですが、ララのお腹の調子が悪くなってからは食事制限をされ、これまでのように何でも食べることができなくなっています。お腹をこわす原因がよく分からず、可能性としてはアレルギーが一番疑われるということで、与える食べ物を少しずつ変えながら様子を見ているため、現在獣医さん指定のドッグフードと鶏のササミを茹でたものを中心に食事をしてハンナもそれに付き合わされています。ところが、ハンナは療法食のドッグフードを食べるのですが、肝心のララはそれには食欲を示さずほとんど食べないのでお腹がすいて、副食やおやつ程度に与えるササミを楽しみにしている状態です。写真は、茹で上がったササミが置かれたテーブルサイドに寄ってきて、いつもらえるのだろうと注視しているララとハンナです。

マガモの飛翔

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前頁に続いてもう1枚カモの画像です。これは私がいつもフィールドにしている池のマガモではなく、先日訪れた京都の宝ヶ池の水面近くを飛翔する番のマガモです。マガモはどこへ行ってもよく目にすることができ特に珍しいカモではありませんが、体色はきれいで特に雄の頭部の金属光沢のある緑色はよく目立ち、目を引きます。さらに飛翔すると、雄も雌も翼鏡と呼ばれる次列風切り羽が広がり、これが光の当たり方によって微妙に色彩や光沢を変化させるので、見栄えがします。カモの仲間に見られる翼鏡は、編隊を組んで飛翔するときに仲間の目印になる役割を果たしているといわれるだけあってよく目立ちきれいなので、カモが飛び立つとすぐにレンズを向けるのですが、速く移動することや、光の当たる角度によってきれいに見えるときと沈んだ色になってしまうときがあり、なかなかうまく撮影はできません。この写真も日光が当たって光沢が出た瞬間を狙ったつもりでしたが、一瞬光の当たる角度が変わってしまったようです。

やっと飛来したヒドリガモ

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11月も今日で終わるというのに、フィールドの中ではカモの数は相変わらず少ないままです。例年カモの中では先陣を切ってやって来るコガモやオナガガモは未だに影も形もありません。昨日までに淡水域で見られたのは、例年の半数以下のマガモとホシハジロ、それにキンクロハジロで、それ以外にはわずかにハシビロガモの雌が3羽確認できただけです。海水域では、3日前にヒドリガモとスズガモの群れを確認しましたが、やはり数は少なめです。毎年コガモやオカヨシガモがやってくる自宅近くの調整池にも、周年見られるカルガモを除くとカモの姿は全くありません。記憶では、こんな年もなかったように思います。カモの仲間をはじめツグミやシロハラなど冬鳥の飛来が全体に遅れているのは、やはり気候が変化してきていることが大きな原因なのでしょうか。早くたくさん群れているカモの群れを見てみたいものです。写真は、3日前に海岸で撮影したヒドリガモです。まだエクリプス状態の雄がたくさん交じっていました。

デザートだ!

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晩ご飯が終わって一旦テーブルを離れ、ソファーで小次郎と一緒に横になっていたララが、目を輝かせて起き上がりました。台所で食後のデザートの用意をする気配に感づいたようです。食べることが大好きでも秋に入ってからお腹の具合を何度もこわしたララは、これまでほど何でも食べさせてもらえず、何かと食べることを制限されているので、食べ物を用意する気配やその匂いには特に敏感になっています。小次郎が鳴きかけても前足を出して体に触れても脇目も振らずに台所の方向に神経を集中し、用意ができたことが分かるとソファーから勢いよく飛び下りて、いつも嬉しいことがあるとしているように部屋の中を早足で何度も回りだしました。テーブルにデザートが運ばれると今夜は果物だったので、ハンナと一緒に薄く小さく切ったリンゴをもらっておいそうに食べていました。

青空に舞う

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真っ青に晴れ渡った大空を背景に、ミサゴが帆翔していました。晩秋の明るい日差しを浴びた白い体が、空の色と鮮やかなコントラストを見せます。高度が高すぎるので撮影してもいい画像は得られないだろうとは思いましたが、深く澄んだ空の色の中にくっきりと浮かぶミサゴがきれいだったのでレンズを向けてみました。このミサゴは、見つけたときには百数十mの高度を飛んでいましたが、大きな輪を描いて旋回を繰り返しながら徐々に上昇していき、肉眼では微かな点にしか見えない高度まで達してしばらくの間空に輪を描いていました。ワシタカ科の目は人間の目の6倍から10倍はよく見えるといわれますが、それにしても高いところから地上や水中の小さな獲物がよく見えるものです。

いい顔

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ハンナはこれまで飼ってきたイヌたちの中でも一二を争う表情豊かなイヌで、嬉しいとき悲しいときなどその場の感情に応じて非常によく分かる表情をします。嬉しいときは体全体で飛び跳ねてその気持ちを表しますが、狭い場所などで飛び跳ねることができないときは、こんな顔をして尾を千切れるほど振っています。この写真は、車の中に待たせてフィールドの中を回ってきた私を見つけたときの表情ですが、昨日は海辺の散歩の帰りにときどき寄る団子屋さんへ車をとめてお店の人と話していると、いい匂いもするので期待して、さらにいい顔をして私を見ていました。さらにこれがドッグエリアのあるハンバーガーショップへ行くと、もうたまらないといった顔になり、車から降ろすと自分からドッグエリアのドアまで行き、それを開けるとさっさと席へ座って最高にうれしそうな表情をみせています。私たちもこんな表情を見ると、甘やかし過ぎてはいけないと承知をしていても、つい甘やかしてしまいます。

庭にジョウビタキは来たけれど・・・

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11月になってもなかなか庭にやってこなかったジョウビタキがようやく姿を見せたので、早速カメラを取り出そうとしたところ、撮影する前に見事に逃げられてしまいました。そこで、先日宝ヶ池の周囲の雑木林の中を飛び回っていたジョウビタキの雌の写真を掲載してみました。この秋は野山ではそこそこ見かけたり声を聞くのですが、家の周りではなかなかジョウビタキと出会えません。そういえば、例年に比べてカモの飛来数も少なく、フィールドの中ではまだ例年の半分ほどの数しか飛来していません。さらに、いつもならこの時期になると、毎日公園内で目にすることができるツグミやシロハラは、この秋まだ一度も確認できていません。冬鳥の数や種類が少ない原因は分かりませんが、冷え込みを感じることのない最近の気温の高さが影響している可能性がありそうです。暖かいことはありがたいものの、生き物たちの生活のリズムを狂わせるような気候変動は考えものです。

京都御苑の紅葉

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先日の日曜日に訪れた、京都御苑の紅葉です。京都で大学の教員生活をしている息子に、オシドリや野鳥を撮影するため宝ヶ池を訪れることを連絡すると、数日時間を取ることができるので一緒に帰宅するといってきました。ただ当日の午後から研究会があるため午後5時以降に待ち合わせをして、京都市内で家族一緒に食事をしてから帰宅するということになったので、宝ヶ池をあとにしてから研究会が終わるのを待つ間の1時間ほど、京都御苑を訪れてみました。苑内の紅葉は最盛期を過ぎたようでしたが、それでも西山へ落ちていこうとする夕日が残すわずかな残照に浮かび上がる紅葉はきれいでした。写真は、車をとめた清和院御門近くで撮影した画像です。一緒に帰ってきた息子も、今日は朝早くから京都へ戻っていったので、いっとき賑やかになった家の中がまた静かになりました。

晩秋の渚

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今日も秋が終わろうとするころとは思えない暖かなお天気になりました。そんなお天気に誘われて、お昼前からララとハンナを連れ出して海へ行ってきました。暖かな日差しが降り注ぎ穏やかに波が打ち寄せる渚は、潮が引いたばかりで湿った砂の上の歩き心地が気持ちよく、ララもハンナも点々と足跡を残しながら遠くまで歩いてきました。3日ほど前までは全く姿が見えなかったカモが、今日はヒドリガモが50羽ほど、スズガモが20羽ほど飛来していて、海面に浮かんだり防波堤に並んで長旅をしてきた羽を休めていたので、砂の上に座ってその様子を見ていましたが、この時期としては珍しく風もなくて上着を着なくても全く寒さを感じず、昨日出された今年の冬は異常な高温になる可能性があるという異常天候早期警戒情報が思い出された渚の散歩でした。写真は、波打ち際を軽い足取りで歩くララです。

マガモとホシハジロ

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これも日曜日に京都の宝が池で撮影した画像です。池を一回りしても目指すオシドリは1羽も確認できず、600mmの望遠レンズをつけたカメラを抱え、服装から一目で野鳥写真を撮影していると分かる人を見かけたので声をかけても、まだオシドリは見ていないということだでした。せっかく訪れたのに残念でしたが、今回はオシドリの撮影は諦め、近くに浮いていたマガモとホシハジロの写真を数枚撮影してきました。写真はその中の1枚で、仲良く並んでいたマガモとホシハジロの雄です。広い池の面に浮いていたのはこの2種類と、あとはキンクロハジロとカルガモだけでその数も少なく、いつも私が野鳥撮影をしている家の近くの池の方がはるかにたくさんの数が見られる状態でした。時間があれば、寒さが厳しくなったころにまた訪れたいものだと考えています。