木漏れ日
暖かくなって森の中は木々の芽吹きが始まりましたが、まだ柔らかい小さな芽がついているばかりで、梢の間からは春らしい色になった空や流れていく雲がよく見え、落ち葉が積もった地上には木漏れ日が優しく揺れています。もうひと月もすると頭上は若葉で覆われ、森の奥の遊歩道は昼でも薄暗くなります。寒くも暑くもなく、野鳥たちの囀りが響く頭上からは明るい日差しも差し込み、地上ではスミレの仲間やシダの仲間などが顔を出して、森の中は一年のうちでも今が一番よい季節です。写真は、そんな森の奥へ入っていく木漏れ日が明るい遊歩道で、仲良く楽しそうに遊ぶララとハンナです。