蝉時雨

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今日も暑い日になりました。朝方でも日が昇ると気温はすぐに30℃に達し、先ほど外出したおりに走行中の車の温度計を見ると、外気温は36℃を示していました。梅雨が明けた東北地方も含めて全国が猛烈な暑さに包まれました。そんな茹だるような暑さの中で、人はぐったりしていますが、セミはこの暑さを楽しむように連日元気に鳴き声を響かせています。今朝も仕事に出かけようと玄関を出ると、庭のハナミズキの幹や枝にはアブラゼミとクマゼミが何匹もとまり競い合うように鳴く声が頭上から降ってきました。まさに蝉時雨です。子供のころは、この声を聞くと捕虫網を手に取って張り切ってセミ捕りに外へ飛び出したものですが、大人になってから、ことに35℃前後の厳しい暑さが頻繁に記録されるようになったこの頃では、たくさんのセミが鳴く声を聞くと暑さが増してくるように感じるようになりました。梅雨が明け夏本番に突入したばかりですが、早く秋の気配を感じられるヒグラシの声を聞きたいものです。

花はきれいに咲いたけれど・・・

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連日猛暑が続くようになって私たちはうんざりしていますが、植物は強い日差しや暑さに負けず元気に花を咲かせています。写真は、いつも訪れる公園にある植物園の花壇できれいに咲くマリーゴールドやサルビアの仲間などの前に座り込んだハンナです。植物園では、この他にもハイビスカスやマンデビラ、ペチュニアなど南国の花が鮮やかな色彩を競い合って今が盛りと咲いていますが、厳しい暑さにも負けずに元気に咲く花たちとは反対に、ハンナは一日のうちで一番涼しいはずの日の出前でも、少し園内を歩くとこんなふうに長い舌を出してすぐに座り込んでいます。最近の温暖化の中では、10月近くにならないとハンナにとって楽な散歩は望めそうにありません。あと2ヶ月ほどは、暑さに耐えなければならない辛い期間です。

稽古相手が多かった

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先週の月曜日の稽古会は参加者が3人だけでしたが、昨夜は大勢の参加者があり賑やかでした。その中にはときどき参加され、いつも顔を合わせるとお互い稽古を楽しみにしている七段の方の姿もあったので、楽しく稽古をすることができました。さらに二刀を遣うので私と相二刀で相手をしてほしいという方もあり、久しぶりに15分ほど相二刀での稽古もすることができました。最近は多少増えてきたとはいえ二刀を遣う人は極めて少ないので、私が二刀を遣うとどこかで聞いて訪ねてこられたようです。二刀の経験は浅そうでしたが、稽古のあとで色々と二刀を遣う要領を熱心に聞いていかれました。写真は相二刀での稽古で、体を進めて攻めたところ相手が引いて小太刀の剣尖が下がり中心を外れた機会を捉えて、面を打とうとしているところです。今週は珍しく週3日は稽古に通えそうなので、昨夜のようにいろいろな顔ぶれと立ち合えることを楽しみにしています。

外は暑いよ~

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東北地方を除く各地で梅雨明けが告げられたとたんに、昨日から猛暑がやってきました。当地でも昨日今日と連日35℃を超えて猛暑日になっています。夜になっても25℃を下回ることがなく、エアコンなしではとても安眠できない状態です。それでもララやハンナは散歩へは行きたいらしく、私が外へ行く気配を察するとすぐに玄関まで出てきます。先ほども車へ置き忘れたものを取りに行こうとすると、2匹は玄関までついてきたものの、暑さが大の苦手なハンナは外の熱気を感じると早々に部屋の中へ入って行き、ララも玄関ポーチの先へは足を踏み出そうとしませんでした。それでもララは、散歩はしなくても車でドライブでもするつもりなのか、私が立ち上がる度に一緒に外出したそうな様子で私を見つめています。今も郵便物を確認しようと玄関へ行くと、ハンナはエアコンの風が下りてくる床に横になったまま目をつむっていましたが、ララは写真のように私の動きを目で追っていました。しかし、この時間ではとても散歩ができる気温ではないので、とても2匹を外へは連れ出せません。これから一週間は猛暑が続くとの予報なので、先が思いやられます。

夕暮れの海辺

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昨日は台風も去って雨もあがったので、夕日が山の端に隠れる頃になってララとハンナを連れて海へ行ってきました。雨が続いていたので、公園の散歩もそうですが、海辺を歩くのも久しぶりになります。気温は暑かった日中の暑さが残り29℃ほどありましたが、涼しい風が吹いていたのでそれほどの暑さは感じず、ララもハンナも楽しそうに尾を振って歩いていました。夕方の海辺は夕靄に包まれ、空と海との境目も定かではなく、波間にはボラと見られる体長50cm程もある魚がいくつも跳ね上がり、金星は出ていなかったもののまさに私の好きな頼山陽の漢詩「泊天草洋」の情景が彷彿としてくる眺めが広がっていました。写真は、防波堤の上で目の前に広がるそんな光景を見ているララとハンナです。

キジと鉢合わせ

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日が昇りかけた草はらで、靴やズボンの裾を朝露に濡らして少しずつ移動しながら野鳥を探していると、突然草の陰からオスのキジが飛び出してきました。草が茂った中ではたまにキジやコジュケイなどと出くわすことがあります。しかしほとんどの場合、驚いた野鳥は大慌てで走って逃げるか飛び立ってしまいます。ところが、このキジは動きを止め声をかけた私の顔を写真のようにじっと見て、しばらく同じ姿勢のまま動こうとはしませんでした。それでも私がさらに話しかけ、カメラのレンズを向けようとすると急いで走り出し、草の間へ姿を消していきました。この写真は、カメラを腰の位置で手に持ったままレンズをキジの方向へ向け、ファインダーを見ずにおよその見当でシャッターを切った画像をトリミングしたものです。こういうときにはオートフォーカスは役に立ちます。

今日は食べることができた!

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この一週間ほど食欲が減退して通院までしていたララが、今日は最近になく食欲をみせ、いろいろなものを口にしました。朝食では、これまで食べることを嫌がっていたドッグフードを30粒ほど食べ、少ないながら久しぶりにソーセージやハム、チーズも食べました。そのあとはパンやイヌ用のビスケットも食べ、おやつにはクッキーも食べることができました。夜にはまた食欲がなくなったのか食べ物をほしがらなくなりましたが、それでもイヌ用のミルクは朝から何度にも分けて飲ませたので、一日分のカロリーや栄養は何とか自分の意志で口から取ることができました。毎日このくらい食べてくれると私たちも安心していられ、体重も回復してくるのですが、食欲の程度はその日によって大きな差がありなかなか安心することができません。

夜明けの公園

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人の声は全く聞こえず、野鳥の鳴く声と風にそよぐ木々の葉擦れの音だけが聞こえてくる、日が昇りかけてきた頃の公園を歩くララとハンナです。この竹を割って作ったトンネルのすぐ近くにはレストハウスや植物園の温室があり、日中になると公園の中でも特に人出の多い区域ですが、さすがに夜明け前から散歩をはじめると、夏とはいえ滅多に人と出会うことがありません。そんな静かな公園の中を自由に歩かせると、2匹はのびのびと楽しそうに動き回ります。この写真を撮ったときも、体調のよくないララでも朝の空気が気持ちよかったのか芝生の上を歩き回り、竹に上り付いたマンデビラが咲き始めたこのトンネルを何度も往復していました。今のララの体調では散歩ができるだけでもありがたいことですが、こうして歩いている姿を見ると欲が出て、できれば早くハンナと一緒に駆け回ることができるようになってほしいと思ってしまいます。

ネクタリンを食べた!

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食欲がなくなり、食べることができるものも種類が限られるようになり、そのうえ食べることができる量も極めて少量になっているララが、昨日はネクタリンを食べました。これまで大好きだったハムやソーセージ、チーズなども一切口にしないことが多いのに、どういうわけか食事の後で妻がネクタリンの皮を剥き出すと興味を示し、自分からほしがって近寄っていき小さなひと切れですが食べることができました。栄養面ではイヌにとって意味はない食べ物ながら、食べる意欲を示してくれたことは嬉しいことです。4日ほど前から一昨日の朝あたりまでは、ほとんど食べることができなくなり急激に元気もなくなったため心配していましたが、少し体調がよくなってきたのかもしれません。量は少しずつでもよいから、これまでのように何でも食べたがるララになってほしいものです。写真は、ネクタリンの皮を剥く様子に注意を向けるララです。

台風6号

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日本近海で発生した台風6号は、今朝早く三重県南部に上陸したらしく、今年初めて日本本土に上陸した台風となりました。当初は台風がやってくるということで警戒していましたが、小さい台風のためか風は大したことはなく、昨日の夜からときどき強く降っていた雨も今日の夕方にはやんでいきました。おかげでこのあたりでは何の被害もなく済んだようですが、まだところによっては雨による災害が心配されるとの予報が出ているので、これから台風の進路にあたるところで災害が起きないことを願っています。写真は、風で何かが飛ばされたのか家の裏から聞こえた大きな音に驚いて緊張する今朝の小次郎です。このあと風が強まってくるのかと思っていたところ、ありがたいことに台風らしい風は一度も吹かず、1時間ほど強めの風が吹いただけで次第におさまっていきました。