小次郎がうるさいんだ!

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リビングルームへ入っていくと、何か物音がするので音のする方を見てみたところ、小次郎とハンナが床の上で寝転がって遊んでいました。ただ、一緒に遊んでいたというより、小次郎が横になって休んでいたハンナの前に行き、いつものようにハンナを起こそうと鼻面に猫パンチを打ち込んでいたようです。私が声をかけると、ハンナは小次郎がうるさいんだと訴えるような表情になり、小次郎は邪魔をしないでほしいといいたげな表情をしてさらにハンナに向けて前足を伸ばそうとしていました。相変わらずハンナが怒らないのをいいことにして、小次郎はハンナの居眠りの邪魔をしていたようです。しかし、いつもならうるさいだけでしょうが、ララがいなくなった今は、ハンナの寂しさを紛らすためには小次郎のいたずらも役に立つかもしれません。

ルナとよく歩いたんだよ・・・

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今日の散歩は、いつもの海岸が市の行事のため混んでいて車の進入も制限されていたため、急遽方向を変えてルナが元気だった頃、春になると一面に花畑が広がりきれいなのでよく足を向けたところへ行ってみました。二級河川の河口近くで野鳥も多いため、ルナと一緒に散歩しながらバードウオッチングや野鳥撮影もしたところです。しかし、ララやハンナは一度しか連れてきたことがなかったので、車から降りたハンナは物珍しそうにあちこちを見回したりにおいを嗅ぎ回り、私の後をついて歩いていました。ちょうど夕日が沈んでいこうとする時刻になり、西の空が夕焼けで赤やオレンジ色に染まる中を、ルナと一緒に歩いたことや、つい先日亡くなったララを思い出し、ハンナに2匹のことを話しかけながら日が暮れてあたりが夕闇に包まれるまで歩いてきました。

忘れられない夏を送る

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今日で8月も終わり、カレンダーの上でも季節は秋を迎えます。今年は、ララが1月3日に病院で検査の結果、寿命を全うすることは難しくいつ命が消えても不思議ではない状態だとの宣告を受けて以来、ひと月が終わるたびに、今月も無事に終わり新しい月を迎えることができたと胸をなで下ろしてきました。しかし、ララは病院で厳しい状態だとの宣告を受けてから7か月半ほどを大変な暑さも続いた中で一所懸命頑張りましたが、10kg余あった体重が最後には6.6kgまで落ち、とうとう8月20日の朝に命絶え、秋を迎えることはできませんでした。この夏は特別の感慨をもって送る夏となり、忘れられない夏となりました。写真は、昨年の8月末に小次郎と並んで夕食を待っているララです。もうこんな姿も写真でしか見ることができなくなりました。

夏の終わり

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お盆過ぎまでは賑やかにときには騒々しく庭や公園の木々で鳴いていたアブラゼミやクマゼミの声が、先週あたりから聞こえなくなってきました。緑の多いところを歩くと、命尽きて地上に落ちたセミの姿をよく見かけます。また夜になると、庭の隅や草むらの中から秋の虫たちの声がよく聞こえるようになってきました。暑さは相変わらず続いていますが、自然の中では夏が終わろうとして、季節が徐々に秋へ向かおうとする変化が見られるようになってきました。ただ、例年お盆を過ぎると聞こえ出すヒグラシやツクツクボウシの声が、今年はまだ聞こえてきません。厳しい暑さが関係しているのでしょうか。写真は、数日前にリビングルームの窓近くの木に飛んできたクマゼミを見つめる小次郎です。8月も終わろうとするので、これが今年のクマゼミの見納めになるかもしれません。

雨のやみ間の散歩

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今週に入ってからは秋雨前線が停滞して雨の日が多く、九州北部では前線に沿って線状降水帯が発生し大変な被害が出ています。しかし、このあたりでは一時的に強い雨が降るもののすぐに晴れ間が出ることもあり、ありがたいことに被害は出ていません。今日も明け方に強い雨が降ったあとは小雨が降ったりやんだりのお天気で、夕方近くには晴れ間も見えました。そこで、また降り出す前にハンナを散歩に連れていこうとしましたが、道路はまだ濡れて水が溜まっていたので、海辺の砂の上なら足やお腹が汚れることもないだろうと考え、日暮れ間近になって急いで海岸を散歩してきました。ただ、気温は27℃と最近にしては低めながら湿度が高かったせいでハンナはすぐに暑がって長い舌を出し、いつもの半分ほどの距離を歩いただけで車に戻りたがったため、せっかく出かけたのに短時間の散歩になりました。

一年前の朝

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昨年の今日、朝ごはんを食べたあとでマリーと一緒にソファーに上がり、コンポから流れてくる音楽を聞きながら毛づくろいをしたり、あたりを見回して寛いでいるララです。ララが亡くなってから、暇な時間にララの画像を入れたファイルを一つずつ開いて見ていますが、どれをとっても撮影したときの情景やララの表情などが目の前に浮かんできます。この写真を撮ったときも、私と一緒にソファーに座ることが好きだったララが早く横へ来て座れという素振りを見せたのでカメラを置いて2匹の間に腰掛けたところ、ララは私の膝に顎を乗せ、マリーは頭を私の腰にくっつけてきました。休暇中だったので、私ものんびりと音楽を聞きながら2匹の背中を撫でてやっていると、どちらも静かに眠り始めたことをつい昨日のことのように記憶しています。写真を見て、まだ毛艶も肉付きもよかったララの背中を撫でていた感触や息遣いが蘇ってきました。

日の暮れが早くなりました

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日の暮れが早くなりました。夕日が西の山に隠れてしばらくすると夕闇が急速にあたりに立ち込め、午後6時半を回ると全てのものが色彩を失ってモノトーンの世界へ沈んでいきます。夏の初めには午後8時近くになっても明るさが残っていたことを思うと、気温は未だに高めながら秋が近づいてきていることを実感します。今日もハンナと海辺を歩いていると、日没後ものの20分もしないうちにあたりは夕闇に包まれはじめ、沖を行く船の灯や離着陸するジェット機の航空灯が鮮やかに浮かび上がってきました。そろそろ夕方の散歩の時間を早める季節がやってきました。

寂しいよ・・・

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家族の真ん中にいて何をしても話題の中心だったララが亡くなって、家族全員が悲しさと寂しさの中に沈んでいます。その中でも、ハンナはいつも一緒にいたララの死が相当堪えているようです。今年初めに病院で深刻な診断を受けてからは、私や妻は回復の希望は持ちながらも、看病をしながら最悪の事態が起きるかもしれないという心の準備はある程度できていましたが、何も分からないハンナにとっては突然のことで受けた衝撃も大きいのでしょう。ララがいたおかげで、成犬になってから経験する我が家での新しい環境の中でトイレや食事など毎日の習慣を短時間で覚えることができ、いつも頼るようにしてララの後をついて行動をしていたことを思うと、ハンナの心の中には大きな寂しさが広がっているのでしょう。しばらくの間は、ハンナの心的ストレスを和らげるような配慮が必要です。

また剣道へ行っちゃうの?

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8月下旬に入りようやく夏の休暇に入ったので、昨夜は早速剣道の稽古会へ出かけました。竹刀や防具を用意し、剣道着に着替えていると、ペットたちが遠巻きにして見ていました。これまでも私が剣道へ出かけるときには、マリー、小次郎、ハンナの3匹は用意をする私を離れたところからつまらなさそうな様子で見ていましたが、亡くなったララはいつも着替えをしている私の足元へやってきて体を摺り寄せ、また剣道へ行っちゃうの、といっているような目をして話しかける私の顔を見つめ、防具を担いで出て行こうとすると後を追って玄関までついてきていました。昨夜は、着替えをする私を遠くから素っ気なく見ている3匹を見て、思わずいつもしていたようにララに声を掛けようと足元を見回し、もういるはずのない姿を探してしまいました。写真は、昨年の夏の休暇中に毎日のように剣道をするため外出していた私を見つめていたララです。

板取川の思い出

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昨年の8月28日はララとハンナに川遊びをさせてやろうと考え、インターネットで適当な場所を探した結果、遠出をして岐阜の板取川の上流を訪れ2匹を遊ばせました。高速道路を長い時間走りようやく現地に着くと雨が降り出しましたが、それでもバーベキューをすると2匹は仲良く並んで目を輝かせて肉の焼きあがるのを待ち、焼きあがったものを順番に与えると尾を振り美味しそうに食べて、雨のやみ間には清流の岸辺や森の中で楽しそうに遊んでいました。今年も夏の休暇中にはどこか山の中へ2匹を連れて行き一緒に遊ぼうと考えていたのに、ララは楽しかった思い出だけを残して逝ってしまいました。もう二度と嬉しそうにバーベキューが焼きあがるのを待つ姿や、楽しそうに自然の中ではしゃぐ姿が見られないのは、寂しい限りです。写真は、板取川の岸辺で妻に水をかけられて遊んでいたララです。この写真を撮ったときには、まさか一年後にはララがいなくなっていようとは、想像だにしていませんでした。