
京都で学生生活を過ごして以来、6月になると和菓子屋さんに並ぶ水無月が好物になり、6月に京都を訪れる機会があると必ず味わってきました。京都では、夏越しの祓いが行われる6月30日に厄除けのために食べるものですが、私の住む地方ではその習慣はないため、近所の和菓子屋さんでは売られていません。そこで昨年知り合いの和菓子屋さんに作ってくれるように依頼したところ、昨年はあまりよい出来ではなくがっかりしましました。しかし、今年は見栄えはともかく味はよくなりました。作ってもおそらく夏越しに食べる習慣もないので売れないだろうと考えて、昨年は私の注文だけを作っていたようですが、今年は試しにお店に並べたところ売れたそうです。来年からは本腰を入れて作り売り出すようなので、京都まで行かなくても地方版の水無月が毎年味わえそうです。