冷えてきた

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暖かくよいお天気の日が続いていましたが、秋も終わりを告げる頃になって徐々に朝晩は冷え込みを感じるようになってきました。日向を歩いていればそうでもないものの、朝晩やお昼でも日が陰ると少々寒さを覚え上着がほしくなります。少し強めの風が吹いた今朝も、風通しのよいところを上着なしで散歩していると体が冷えてきました。しかし、暑さには極端に弱いけれど寒さは気にならないハンナには快適な気温だったらしく、風通しのよい高みに上がって写真のように気持ちよさそうにあたりを見回していました。秋も終わり冬がやってくるこれからは、ハンナにとって嬉しい季節です。

12年前のマリーと小次郎

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過去に撮った11月の写真を見ていて見つけた、2008年の今日、ベランダの手すりに上がり日向ぼっこをしているマリーと小次郎です。以前は2匹でよくこんなふうに手すりに乗って日向ぼっこをしていましたが、この写真を撮ってしばらくしたよく晴れた冬の日に、マリーは真っ逆さまに庭へ落ちてしまいました。もともとソファーの背などで居眠りしていてはよく落ちていたネコなので、このときも手すりに上がって居眠りでもしていたのでしょう。その音と声に驚いて急いで庭を見に行くと、マリーは和室の濡れ縁で、固まって震えていました。よほど怖かったらしく、それ以来ベランダはおろか外へもまったく出ようとしなくなりました。小次郎はそれからもよくベランダで遊んでいましたが、この2、3年は年を取ってきたためか高いところへは上がろうとしなくなり、ベランダの手すりへ上がることもなくなりました。これは12年前の写真ですが、2匹が揃って手すりに上がっているうえ、手すりに乗っているマリーを撮った最後の写真になるので掲載してみました。 

ハゼの実とシジュウカラ

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今日も公園のハゼの木が固まって茂みを作っている一角では、シジュウカラやヤマガラが賑やかに鳴きながら実をついばんでいました。ときどき体の大きなヒヨドリが鋭い鳴き声を響かせてやってきたり、ツグミが大きな羽音を立てて飛んでくると一時は一斉に近くの木の枝へ退避しますが、大きな野鳥が飛んでいってしまうと、また直ぐに戻ってきます。ハゼの実は他の木々の実が落ちてしまった後でも残っていることが多いので、まだしばらくの間はここで待っていると簡単に野鳥たちの観察や撮影ができそうです。

夕日が輝いた

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護岸堤防に座り西に連なる山なみの向こうへ落ちていこうとしている夕日を見ていると、輝いていた夕日が流れてきた雲に隠されました。しかしほんの数分で雲は移動していき、先程より明るく感じる光を投げかける夕日が、あたりを一面オレンジ色に染めました。一日を終えようとする夕日が最後に見せる鮮やかな光を受けると、護岸堤防の上で横になっていたハンナは起き上がり、眩しそうに山際に懸かる大きな夕日を見つめていました。息を呑むほどきれいな落日でした。

入り日

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11月最後の日曜日の入日です。今日は穏やかお天気で、夕方の海辺を歩いても風はなく上着は全くいらない暖かさでした。晩秋の夕方とは思えない暖かさに誘われたのか、日暮れ近くになっても釣りをする家族連れや楽器を携えて歌を歌い演奏する若者たち、モデルの写真撮影をする一団など、海岸一帯にはいつもよりたくさんの人の姿が見られました。しかしそんな人出も、夕日が沈む頃になってあたりに夕闇が漂う気配が満ちてくると徐々に数が減り、歌声や人の声も消えて海辺は静かになっていきました。護岸堤防にハンナと並んで座り落ちていく夕日や海を見ていた私も、海の色が暗さを増しあたりにすっかり人がいなくなったことに気づき腰を上げました。立ち上がって後ろを見ると、東の空から満月1日前の明るい月が昇ってきていました。

落ち葉の絨毯

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落葉がさかんな今の森の中は、いたるところで落ち葉が厚く積もっています。遊歩道もほとんど人が通らないので公園内の遊歩道のように毎日清掃することがなく、そのためいろいろな木々の葉に埋もれ地面も見えません。その上を歩くと、一歩踏み出すたびに軽く乾いた音とともに靴底に柔らかい感触が伝わってきます。ハンナも気持ちがよいのか、厚く落ち葉が積もった上では飛び跳ねたり、ときによっては体を横たえ転げ回って体中に枯葉をつけています。もうしばらくして、モミジやカエデの紅葉が終わるとさらにたくさんの落ち葉が積もるので、12月半ばころまでは落ち葉の絨毯の上でハンナと一緒に遊べそうです。

まだ終わらないのかなぁ・・・

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ハンナと公園で遊んでいると、近くの木立に十数羽のシジュウカラとヤマガラ、メジロの混群がやってきました。そこでハンナと遊ぶことを一時中断し、カメラを取り上げ近くを飛び交うヤマガラにレンズを向けました。このごろハンナはルナやララがそうだったように撮影するときの要領を覚えたらしく、カメラを使い始めると指示を出さなくても伏せて静かに撮影が終わるのを待っています。しかし昨日は、いつもなら短時間で飛び去っていく野鳥たちが長い間近くで飛び交っていたので夢中になって撮影していたところ、ハンナは待ちくたびれたらしく、まだ終わらないのかなあ、といった写真のような表情で何度も私を見ていました。30分ほどすると野鳥たちが全て飛び去って行ったので、カメラを収め声をかけると、待ってましたとばかりに飛び起き尾を振り走り寄ってきました。

モズの鳴きまね

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雑木林の林縁で野鳥を探していると、鮮やかに黄葉した葉をほとんど散らせてしまったアカメガシワの枝に、モズがやってきました。ちょうど撮影するには適当な距離だったのでレンズを向けていると、あたりを見回しながら高鳴きを数回したあと、このあたりに多いシジュウカラやメジロ、ヒバリなどの鳴き声をまねし始めました。野鳥の声を聞きなれている私もときどき騙されてしまう鳴きまねです。しかしこのときは目の前で鳴き方を変えたので騙されることはなく、石の上に腰を下ろし晩秋の穏やかな日差しを浴びながら、百舌鳥と表記されるくらいいろいろな野鳥の鳴きまねのできるモズの声を楽しんできました。

クリスマスの飾りつけ

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毎年11月になると飾り付けていたクリスマスツリーやイルミネーションなどクリスマス用の飾りを、昨年はいろいろなことが重なり最終的に面倒になったので飾らず、テーブルやコモードの上に小物を置いただけで済ませてしまいました。今年もそうするつもりだったところ、ちょうど5日前に帰宅した息子が、子供のころから毎年していることだからいつも通り飾り付けるといって屋根裏部屋にしまってあったクリスマス用品を運び出し、部屋の中や窓に飾り付けました。サラやメルがいたころはツリーや飾りの箱を出そうとすると2匹は関心を示し、メルなどは屋根裏まで入り込み、取り出す飾りの一つ一つを興味深そうな様子で確かめていました。しかし、小次郎とハンナはそれほど興味もない様子です。写真は、部屋の中はきれいになったのに、飾りには何の関心もないといった表情をしてクリスマスツリーの近くで横になる2匹です。

数日ぶりのジョウビタキ

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11月になってからは公園を訪れるたびに姿を見ていたジョウビタキでしたが、この数日は公園の中を散歩しても鳴き声も聞こえず、出会うことがありませんでした。園内に居着いたと思ったのにテリトリーを変えたのだろうかと考えていた矢先、今朝園内を歩いていると、突然ヒサカキやヤブツバキが作る茂みの中から飛び出してきて、数日間のご無沙汰の埋め合わせをするようにひとしきり付近の木々の間を飛び回り、しきりに鳴き声を聞かせてくれました。