今年も残すところ一日

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コロナウイルスに振り回され大変な一年だった今年も、今日一日で終わります。人との接触を避けたり、外出を控えたりと何かと気を使う年でしたが、ハンナはこれまでと同じようにいろいろなところへ出かけることができました。私の趣味の野鳥観察についてくることが多いので、人ができるだけやってこない自然の中が目的地のため、流行語になった「三密」を気にすることもなく、気楽に楽しく自然の中の散策が楽しめました。ただ、秋に予定していたリンゴ狩りへ連れて行き、ついでに山の中で遊ばせてやろうとしたことだけはできなかったことが心残りです。来年はコロナウイルス禍も収束に向かい、今年以上にハンナといろいろなところへ出かけて行くことができることを祈っています。写真は、今年最後になる散歩で、以前にルナとよく歩いた隣接する市との境を流れる川の近くの道を歩き終え、私が車に到着するのを待つハンナです。

寒波襲来

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今夜から年明けにかけて数年に一度という大寒波がやってくるという予報や、それに対する警告がしきりに出されています。主に日本海側の地方が大雪に見舞われそうですが、このあたりでも夕方から強風が吹きすさび寒さが厳しくなってきました。先ほど車に乗ったところ、気温は2℃から3℃で、路面凍結に注意を促す警告が表示されました。今夜は雪が降るかもしれません。暖かい家の中にいても寒さを感じるのか、小次郎は暖かいところを選んで座り、寒さには強いハンナも暖房をつけると心地よさそうな様子を見せています。こんなに冷え込んでくると、ララやマリーが生きていれば4匹が絨毯やマットの上で寄り添い、暖かそうに団子状態になって過ごすでしょうが、小次郎とハンナだけになってしまった現在は寄り添っていてもなんだか寒そうに見えます。夜も0時近くになり、雪は降っていないもののさらに冷え込みは厳しくなってきました。

ようやくカモが現れた

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海辺にようやくカモが現れました。吹き付けてくる風は北寄りに変わり、冷たさも増してきていたのに、どういうわけか例年飛来を見る時期になっても今年はなかなかやってきませんでした。それが肌を刺すような冷たい風の中、海岸をハンナを連れて歩いていると、風に吹き寄せられた波が押し寄せる渚でヒドリガモが11羽固まっていました。9か月ぶりに見るヒドリガモです。毎年冬になるとこの水域には、ヒドリガモとスズガモを中心にして多いときには数百羽のカモが海面に浮かぶのですが、今年は全くカモの姿はなく寂しい光景が広がっていました。今は11羽だけながらやっと姿が見られるようになったので、これから徐々に飛来する数が増えてくるかもしれません。

宝ヶ池のオオバン

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いつもハンナと散歩をする公園の池には、10年ほど前からオオバンがやって来るようになり、数年前からは10羽を超える個体が水面だけでなく人のいる近くまでやってきて、遊歩道を歩いたり芝生の上で餌を探したりするようになっていました。それが一昨年の秋から池の水を抜いて堰堤工事が始まったためやってこなくなり、昨年の冬は全く姿を見ることができませんでした。今年も現在のところ1羽も確認することができません。工事が終わったらしく先日から水が入り始めたので、以前のように岸辺近くで遊ぶオオバンが戻ってくることを期待しています。今年は近くでオオバンを見ることができないので、先日京都の宝ヶ池で撮影したオオバンを掲載してみました。

ダイサギだった

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公園の池の辺でハンナを休憩させながら野鳥がやって来るのを待っていたところ、アシやススキが枯れた姿を見せるようになった一角の水面近くを飛ぶ野鳥に気づきました。丈の高い草が飛ぶ姿を隠すので、まっすぐ飛んでいれば現れそうなあたりへピントを合わせ、白い色が見えた瞬間にシャッターを切ったところ、ダイサギでした。ダイサギはアオサギとともにこの池ではごく普通に観察でき珍しくもありませんが、この3日ばかり散歩中に野鳥の写真を撮っていなかったので掲載してみました。このごろこの池の周りでは、ダイサギの数が増えています。

クリスマスが終わって

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クリスマスが終わって、家の中や窓に飾ったクリスマスツリーをはじめとするクリスマス用品を全て片付け、昨夜屋根裏部屋に収納しました。今年は息子が中心になって手際よく処理してくれたので、早く片付きました。小次郎が頭や体を摺り寄せたり、遊び道具にしようとしていた写真の置物や人形も、来年の11月まで静かに屋根裏で休むことになります。年が明ければ、小次郎は15歳に、ハンナは9歳になり、ネコやイヌとしては高齢になってきました。来年のクリスマスにも、2匹がこれまでのように元気で家族と一緒に過ごすことができるよう念じながら屋根裏へクリスマス用品を片付けた夜でした。

北山を背景に飛ぶ

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毎日のように散歩をする公園では、トビを見ることはあまりないのですが、この数日は2羽のトビが上空を帆翔する姿を何度も確認することができます。水を抜いていた大きな池に注水が始まって、少しずつ周囲の環境に変化が起きているのかもしれません。ただ、毎回撮影するには高度がありすぎる高い空を飛んでいるので、先週の日曜日に訪れた京都宝ヶ池周辺を飛んでいたトビを掲載してみました。前日に降った雪が淡く残る北山を背景にして飛ぶトビです。ここは、いつも池を訪れる観光客が野鳥や魚に与える餌を狙ってたくさんのトビが集まっています。この写真を撮ったときも20羽を超えるトビが池の上空を舞っていました。

色を変えたメタセコイアの前で

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特徴のある樹形で一目でそれとわかるメタセコイアが、木全体を茶色に染めて真っ青に晴れた冬空にそびえています。家の近くではほとんど見ることのない木ですが、数km離れた運動公園には樹高が30メートルを越える大木が梢を連ねて何本も見られます。最近では落葉が始まって枝の間から少しずつ空が透けて見えるようになってきたものの、まだたくさんの茶色に色を変えた葉を枝に付け、朝日や夕日が当たると木全体がオレンジ色に染まってきれいです。写真は、木全体に茶色の葉を纏ったメタセコイアを背景に穏やかな冬の日を浴びるハンナです。

ハゼの実も少なくなった

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秋から初冬にかけて林の中に鮮やかな彩を添えていたハゼの葉も、ほとんどが落ちてわずかに残る葉も色あせ、葉の間にたわわに実っていた実も野鳥たちに食べられ一粒ずつ数えられるほどわずかになりました。そんなハゼの木の近くを通ると、ちょうどヤマガラの群れがやってきて枝の間を渡り歩いていましたが、数少なくなった実をもぎ取り、大事そうに足で抑えて皮を割っていました。これからは木になっている実はほとんどなくなるので、地上に落ちたものを探したり、ヤマガラのように貯食の習慣のある野鳥は秋に隠した実の隠し場所を一つ一つ訪ねて過ごすことになります。野鳥たちにとっては厳しい季節の到来です。

最後の輝き

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今年も残すところあと6日になって、公園のモミジもほとんどの葉を落としました。あと葉の色を変えた木々の中では、コナラだけが黄色や茶色に色づいた葉を枝に残し、冬の日を受けて黄金色に輝いています。ただ、年末年始にかけて強い寒波がやってくるという予報なので、コナラの葉も冷たく強い北風に吹かれてまもなく散り落ちてしまうでしょう。写真は、公園のほとんどの落葉樹が葉を落とし枯れ木のような姿になった中で、やわらかに降り注ぐ冬の日を受けて今年最後になるかもしれない輝きを見せるコナラを背景にして休むハンナです。それにしても、今年は雑木林を彩った木の葉の色を長い間楽しむことができました。