アブラナの花が咲きだした

DSC_0082 - コピー.JPG
ときどき吹いてくる風は冷たいものの、燦々と降り注ぐ日差しを受けていると心地よい暖かさが感じられるフィールドをカメラを手にしてハンナと歩いていると、土手に植えられたアブラナが鮮やかな黄色の花を咲かせていました。風は冷たく夜の冷え込みは厳しい中でも、近づいてくる春を感じて開花を始めたようです。アブラナの周辺では小さな野草の芽がたくさん萌え出て、その中ではまだ少ないながらオオイヌノフグリやホトケノザの花も見られるようになりました。これからひと月ほどは一年でも一番寒さの厳しい時期ですが、自然の中では日毎に春の息吹が感じられるようになってきます。車を止めた横の土手にもアブラナの花が咲いていたので、帰りがけにハンナと一緒に撮影してきました。

波打ち際のハクセキレイ

DSC_7940.JPG
冷たい風が吹き渡る海辺の護岸ブロックの間を、2羽のハクセキレイが飛び回っていました。ほかの野鳥の姿が見えない日でも、波打ち際近くではいつも数羽のハクセキレイを見ることができます。今日も水際で砂や小石の間をつついてみたり、漂着するようになったアオサをひっくり返して餌を探していました。今シーズンは海岸にカモの飛来が極端に少ないのですが、写真のようにアオサが流れ着くようになるとこれを食べるヒドリガモなど植物質を餌にするカモたちがやってくるかもしれません。ハクセキレイを撮影しながら、カモの仲間が増えることを期待した海辺の散歩でした。

寒風をついて

DSC_9712.JPG
ときどき雪雲が流れる空を、寒風をついてミサゴが横切っていきました。このひと月ほど、どのフィールドを訪れてもミサゴを見る機会がなかったところ、昨日は砂浜でハンナを遊ばせていると遠い空で点のように見えていたミサゴがみるみる近づいてきて、100mほど先の海の上を通り過ぎて行きました。上空では強い風が吹いているらしく、ときどき風に流され姿勢を崩しながらも、力強い翼の動きや尾羽の動きで体勢を修正し、前方を向いて真っ直ぐに飛び去っていきました。頭上で帆翔してくれることを期待したのですが、餌を捕り終わって巣に帰ろうとしているのか、海面には一度も視線を落とすことなく瞬く間に視界から消えて行きました。

DSC_9976.JPG
日本海を通過中の低気圧が急速に発達して北海道へ近づいた影響か、北西の季節風が強くなって冷え込み、昨夜から今日未明にかけて断続的に雪が舞いました。このあたりで積もることはなかろうと思っていましたが、朝起きてみると家の屋根や車がうっすらと雪化粧をしていました。雪国の人たちから見れば雪とも言えないような降り方でしょうが、温暖なこのあたりにしてみれば、この冬初めての雪らしい雪です。ただその雪も、朝日が顔を出すとともに見る見るうちに溶けていきました。どうせ降るのならもう少し降って積もってくれればハンナが喜ぶのですが、なかなか雪遊びができるような積雪は期待できません。写真は、うっすらと雪化粧して昇ったばかりの朝日を浴びる今朝のサザンカです。

何かいる・・・

DSC_9671 - コピー.JPG
フィールドに着き車を降りて歩き出すと、私の後ろをついてきていたハンナが立ち止まった気配を感じました。振り返って見たところ、ハンナは近くにある刈り取った草や小枝を山積みにしたあたりを写真のようにじっと見て神経を集中させていました。このあたりはイタチの通り道になっているらしくときどき姿を見るので、このときもイタチが潜んでいるのかもしれないと考え、ハンナに動かないように指示して枯れ草の山を回り込んでみると、突然目の前の枯れ草の陰から期待したイタチではなく2羽のツグミが飛び立ち逃げて行きました。ルナやララは、フィールドへ出ると生き物がいることをよく教えてくれましたが、ハンナも時々ながら私が気づかないでいると生き物がいることを態度で教えてくれます。

ヤマガラ

DSC_9858.JPG
前頁のコゲラと一緒にすぐ近くまでやってきたヤマガラの1羽です。綻び始めたウメの枝の樹皮をしきりにつついて餌を探していました。この冬は、例年に比べ公園の中でヤマガラをよく見かけます。群れを作っている個体数も多く、いつもシジュウカラやメジロと混群を作り、ときによっては今日のようにコゲラも交えています。シジュウカラやコゲラより人を警戒せず近くまでよってきてくれるので、撮影するには楽な野鳥です。数が増えたこともあって出会う機会が多く、昨年の秋からたくさんのヤマガラの写真を撮ることができています。

コゲラの赤斑が見えた!

DSC_9890.JPG
しばらく続いていた春のような暖かさが消えて、昨夜から冷たく強い北西風が吹く冬らしい日になりました。今朝はそんな寒さの中で公園の遊歩道を散歩していると、崖の上の木立の中からヤマガラの声が聞こえてきました。ハンナの足を止めてしばらく様子をみていたところ、近くの茂みへ数羽のヤマガラと1羽のコゲラが群れを作って下りてきました。その中のコゲラにレンズを向けてシャッターを切っているうちに、突然強い風がやってきて、コゲラの頭部の羽毛を逆立てたので、コゲラのオスが持つ頭部の赤い斑が一瞬現れました。手先が凍えて感覚が無くなるほどの冷たさに早く止んでほしいと思っていた風でしたが、羽毛に覆われて滅多に見ることができないコゲラの赤斑を見せてくれました。

ここで待ってるよ

DSC_9843.JPG
秋にオシドリがやってきた池の様子を見てみようと考え、公園の散歩を終えてから車で5分ほどの距離にあるフィールドへ向かいました。ここは人がほとんどやってこないため静かで、ルナやララは連れてくると喜んであたりを歩き回ったところです。池のオシドリをはじめ樹間にいる野鳥を探している間、広い草はらや雑木林で遊ばせてやろうとしてハンナに車から降りて私の後についてくるようにいうと、ハンナは気乗りしない様子で車はおりましたが私が先へ進んで行くのを見ると、ここで待っていいるよ、とばかりに車の横に座り込んでしまいました。こんなとき、ルナもララも私の周りを飛び跳ねてついて来たものですが、ハンナは一度散歩をして満足すると続けて二度目の散歩はしたくないようです。私がフィールドを一回りして帰ってくるまで15分ほど、車の横で待っていました。

雨が降り出す前に

DSC_9835.JPG
2日ばかりよいお天気が続いたと喜んでいたら、今日は朝から全天が雲に覆われ暗い夜明けになりました。予報では今日はまた午後から雨になるということだったので、降り出す前にハンナの散歩をさせようと朝ごはんも急いで食べさせ、公園を一周りしてきました。写真は、散歩の途中に積もった枯葉の上で休憩しながら、アラカシやクス、エノキなどの大木の枝の間で騒ぐヒヨドリやツグミを見ているハンナです。雑木林に接して広がる梅林では、最近の暖かさに誘われて写真の背景にあるようにウメの花が本格的に咲き始め、草の芽も萌え出しました。

暖かいなぁ・・・

DSC_9608.JPG
昨日今日は最高気温が15℃近くまで上がり、日向にいると春が来たような暖かさでした。そんな真冬とは思えない暖かさに、小次郎は連日ベランダに置いたガーデンテーブルに乗って日向ぼっこを楽しんでいます。ベランダは東から南西に向いていて一日中日当たりがよく、北東から北西にかけては建物と庭木が冷たい北風を遮っているため日差しがあれば冬でも暖かいのに、この2日ばかりは気温の高さが重なって、長く日向にいると暑くなってくるほどです。小次郎もしばらくベランダにいると暑くなるらしく、30分ほど日向にいると部屋の中に入ってきて、冷えてくるとまたベランダへ出ていました。写真は、ガーデンテーブルの上で日差しを受け、気持ちよさそうに目を細めている小次郎です。