


夕方の散歩で海辺を歩いていたところ、堤防に設けられた展望台のすぐ下に体長が2mを超えているように見える大きな生き物が現れました。初めはサメかと思いましたが、何度も浮き上がってきたときにみえる背中にヒレがありません。さらによく見ていると滑らか肌をしていて背中の正中線上に突起が連なっているのでスナメリイルカのようでした。長いあいだこの海岸で散歩やバードウオッチングをしていますが、スナメリイルカが岸近くまでやってきたのを見るのは初めてのことでした。夢中で魚を追っている様子で岸近くを何度も泳ぎ回り、一番近づいたときには目の前5メートルほどのところを泳いでいたのでたくさんの写真を撮ることができましたが、水面に現れるのは背面ばかりで頭部や尾は一度も見せてくれなかったことが残念でした。写真は、水面に現れた背中と、追われて必死で逃げる魚です。