アゲハがやって来た

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明るい日差しの中で、ベニシジミやヤマトシジミが土手に咲き広がるハルジオン、カラスノエンドウ、タンポポ、ジシバリなどの花から花へ蜜を求めて飛び回っている様子を眺めていると、アゲハもやってきました。体の大きさが小ぶりで春型のようで、まだ羽化したばかりらしく翅も傷ついていなくてきれいです。この土手周辺はシジミチョウの仲間が多くみられ、あとはモンシロチョウ、キチョウ、モンキチョウが時々やってきますが、大型のチョウはめずらしいのでタンポポの花にとまったところを撮影してみました。

落ち葉の中からヘビが出た

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今日は気温も20℃を超えて日差しも強かったので、暑さが苦手なハンナにとって日当たりのよい公園や海岸は散歩をするには暑すぎるだろうと考え、若葉が茂って日差しが遮られるようになった森の中を歩いてきました。爽やかな風が通い、鮮やかな新緑が頭上を覆うようになった森の中は涼しく、ハンナも気分よさそうに尾を振って歩いていたところ、クスやアラカシの葉が積もった落ち葉の山が動き、その中からヘビが出てきました。ハンナが興味を持って近づこうとしたので待つように声をかけ、落ち葉を取り払ってみると1mを超えるヤマカガシが這い出てきました。マムシだと危険だと思ってハンナを呼び止めましたが、ヤマカガシも場合によってはマムシより危険な毒を持っています。そこで、ハンナに遠くへ離れるように指示し、枯れ枝を使ってヤマカガシを遠くへ投げてからハンナを呼び寄せてその場を通り過ぎました。久しぶりに見る大きなヤマカガシでした。写真は、ヤマカガシを遠ざけた後で呼ばれてやってこようとしているハンナです。この後、ヤマカガシのいたあたりのにおいをしきりに嗅いでいました。

雨がよく降ります

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昨日から降り出した雨がちっともやまず、今日も雨の一日になりました。ハンナは、昨日は雨が一時やんだ合間に大急ぎで町内を一巡してきましたが、今日はとても散歩ができる状態ではありません。晴れた日にはべランダで日向ぼっこをすることが日課になっている小次郎も昨日から外へ出られず、ベランダへ出るガラス戸の前へ何度も行ってはつまらなさそうな表情で降る雨を見ています。天気予報では雨は今夜にかけてますます強まり、明日も午前中までは残るようなことをいっているので、明日も外へは出られないかもしれません。写真は、突然庭木の葉を叩いて音を立て始めた雨に注意を向ける小次郎です。

いつも穏やかです

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ゴールデンウイークの休暇に合わせて帰省した息子を交えて家族そろっての晩ご飯が終わり、マットの上でくつろぐ小次郎とハンナです。このマットはもともとハンナのために置いてやったものですが、小次郎もよく利用しています。そんなときは、小次郎は体は小さいのにいつもマットの真ん中を占領します。すると、ハンナは小次郎を移動させればよさそうなものなのに、大きな体をマットの隅の方へ置いて小次郎にいつも自分が座っている位置を譲っています。体重で数倍の違いがあるのに、食べたり飲んだりするときも遊ぶときも、小次郎が何をしても一度として怒ったことはなく、いつも穏やかに譲ってやっているハンナです。

いよいよ見納めか

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公園の梅林を散歩中にまたアオジと出会いました。先日は珍しく囀りを聞かせてくれましたが、今回は地鳴きもせずにすぐに飛び立って雑木林の中へ飛び込んでいきました。春も闌けて暖かさを通り越して暑さを感じるようになってきたので、遅くまで公園に残っていたアオジも、いよいよ旅立っていった冬鳥たちの後を追ってこの辺りを離れる時期が来たようです。おそらくこれが、今シーズンのアオジの見納めになるでしょう。それにしても、今シーズンは遅くまでアオジの姿を見ることができました。

メルとルナ 2005.4.26

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いつだったかハードディスクの中の古い写真の一部をを取り出し、別のフォルダに貼り付けておいた画像がたまたま出てきました。2005年の4月26日の画像なので、16年前の昨日撮ったもので、この年の1月25日に生まれ3か月になったばかりのルナが、メルに遊び相手になってほしくて鳴きかけている懐かしい情景を撮ったものです。目が開いてよちよち歩きができるようになってからは、毎日こんな調子でメルを遊び相手にし、メルも上手に幼いルナを遊んでやっていました。ルナは成長してからも何か要求があったり思うところがあると、こんな姿勢や座って片方の前足を浮かせる姿勢をして遠吠えをするように長く鳴く癖がありました。ルナが亡くなってこの6月9日で6年になりますが、今もそんなルナの姿勢はありありと目に浮かび、鳴き声は耳に残っています。

ララが初めて上った階段

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森へ続く遊歩道の階段を上るハンナです。この階段は、ブリーダーから長い間迫害を受け、ケージに閉じ込められたままで外を歩く習慣もなかったララが、初めて上った階段です。我が家に引き取った当初は、外へ出ることも怖がり、地面に下ろすと一歩も足を進めることができず震えていました。それを何週間もかけて外を歩くことには慣れさせたものの、階段を上り下りすることはなかなかできませんでした。そんなララの足に手を添えて一段ずつ上り下りすることを教え、できたときには大げさなくらいほめてやっていたところ、ある日十段ほどあるこの階段の上から呼ぶと一所懸命足を進めて上ることができました。以後は日に日に元気に走ったり階段の上り下りもできるようになり、どこへでもついてくることができるようになりました。この階段にやってくると、いつも何かにつけておびえていたララの様子と、上ることができてほめてやったときの嬉しそうな表情を思い出します。

風が強すぎた

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昨日の午後の散歩は、海へ行ってきました。家の周りでも午後から風が強くなっていたので、海はさらに強い風が吹いているだろうと予想はして出かけたのですが、海岸へ着いてみると予想をはるかに上回る強さの北寄りの風が吹いていました。海は白く波立って、波の飛沫が波打ち際から離れたところまで飛んで来る状態だったため、いつもの休日ならたくさんの人たちが散歩をしたり楽器を弾いたりしている海辺には、ウインドサーファーの姿が数人見えるだけでした。背に受ければ楽に歩けるものの、前から吹いてくると脚が進まなかったり体があおられるほどの風にハンナも歩きにくそうだったため、せっかく海まで出かけたのに歩き始めてものの20分ほどで散歩は中止して帰ってきました。

餌探し

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野鳥たちの繁殖期に入ったこの頃は、草木に発生した昆虫を捕食している野鳥をよく見かけます。今日も公園の中を歩いていると、ウメの木やサクラの木で幹や枝についた小さな芋虫や毛虫を捕っているヤマガラやシジュウカラを何羽も見かけました。普段は草の実や木の実を主食にしているカラ類も、この時期には繁殖のための栄養にしたり孵った雛の餌にしたりと蛋白源の確保に忙しそうです。写真のシジュウカラも、ウメの木を敏捷に移動しながら獲物を探し、緑色の小さな芋虫を見つけるたびに巣に運ぶのか嘴でつまみあげて飛び立ち、またすぐに戻ってきて餌探しをしていました。

ララが好きだった四阿で

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今朝の公園の散歩では、久しぶりにララが好きだった四阿へ立ち寄りゆっくり休憩してきました。生前のララは、公園を散歩すると遊歩道から少し入った高みにあるこの四阿で休むことが好きで、近くを通ると自分から遊歩道を外れて小さな坂道を上り、四阿に入ってベンチに座ったものでした。ララが亡くなってからはほとんどここへ立ち寄ることはなくなり素通りしていましたが、今日は日向を歩いてきてハンナが暑そうにしていたので、木陰が多いこの四阿に立ち寄って一休みしてきました。静かなこの四阿で腰を下ろして野鳥の声や風にざわめく木々の枝の音を聞いていると、いつも座っていたベンチや遊んでいた木立の陰などにララがいるような気がしてきました。写真は、ララと座った四阿のベンチにひとりで座る今朝のハンナです。