海辺のテングチョウ

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砂浜を歩いていると、ハマボウフウやコウボウシバが広がる周辺を黒っぽいチョウが飛んでいました。砂浜の波打ち際近くでチョウを見ることは稀なので種類を確かめるために近寄っていくと、長く伸びたパルピのためほかのチョウと見間違うことのないテングチョウでした。それにしても、山地や平野部の雑木林の中などで見ることが多いこのチョウを海で見たのは初めてのことです。幼虫の食草であるエノキは近くでは全く見ることができないのに、いったいどこからやってきたのだろうと考えながら、ハマボウフウの花で蜜を吸う姿を撮影してみました。

クロネコが亡くなりました

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長い間我が家の庭へやって来ていたクロネコが、今朝庭先で息を引き取りました。昨夜ガレージで寝ていていつもとは違う様子だったので気になり、車も外へ出したままにしておき、今朝様子を見るともう起き上がることができない状態でした。病院へ連れて行く用意をしながら、水を口の中に含ませてやるとおいしそうに舌を動かして飲みましたが、しばらくすると静かに呼吸が消えていきました。昨日の段階で病院へ連れて行くことができるとよかったのですが、近寄っては来ても、私たちが触ろうとすると威嚇して逃げていくネコだったのでとても抱き上げることはできず、動くうちは診察を受けることができなかったことが残念です。亡くなってようやく抱き上げることができ、遺体を箱に入れて花を手向け、市の斎場へ連れて行きました。クロネコとは仲良しで、庭で会うと鼻をくっつけあっていたハンナも寂しくなります。小次郎やハンナは、クロネコの処置のため玄関を何度も出入りする私を写真のように不審そうな様子で見ていました。

ドングリも食べた

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散歩の途中で、木立の間で咲き始めたアジサイの花を見に行くと、頭上のクスやアラカシの枝で巣立ちしたヤマガラの雛が2羽鳴きながら親鳥を待っていました。雛にレンズを向けピントを合わせていたところ、すぐに親鳥が黒く変色したスダジイかコナラのドングリをくわえてやって来ました。早速雛たちが横へ並んで餌をほしがると、親鳥は嘴でドングリを上手に割り、中の実を砕いて雛たちに口移しで食べさせていました。親鳥と同じほどの大きさになったので、雛たちも昆虫の幼虫ばかりではなくドングリの味も教えられているようです。

ルリコンゴウインコ

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昨夕散歩した海辺では、珍しいペットと出会いました。この頃の海辺は、先日の大雨で川に流れ出た木々が海へ運ばれ、それがたくさん打ち上げられて積み重なっています。そんな木々の間を歩いていたところ、遠くに横たわる一抱えもある大木の枝先に青い色が見えました。何がついているのかと考えながら近づいて行くと、大きなルリコンゴウインコが写真のように流木の枝にとまって海を眺めていました。こんなところでこの鳥と出会うなどということは考えてもいなかったため驚いていると、流木の陰から女性が現れたので挨拶をしながらお聞きしてみたところ、インコはその女性のペットでした。よく人に慣れたインコで、イヌと同じくらいよく言葉を理解していて逃げていく心配もないとのことだったので、しばらくそのインコの様子を見ながら貫禄のある姿を撮影してきました。

日差しが強くなって

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晴れると日差しの強さが気になる季節になってきました。この頃では車を停めておくと車内は温室のようになるので、ハンナを乗せたときなどは特に車内温度の上昇を気にして、日陰を選んで駐車するようになりました。それでも1時間以上停めておくと、車内は温度が上がっているので、ハンナを乗せる前にはドアを開けたり窓を開けて空気を入れ替えるため車の横で待たせています。今日も散歩を終えて先に車に到着したハンナは、早く車に乗り込みたくてドアの前に座り込み私の到着を待ち遠しそうにしていましたが、空気を入れ替えた後エアコンで車内を冷やすため5分ほど待たされました。これからは、秋がやって来るまですぐには車に乗り込めない日が多くなります。

ノアザミの花が咲いた

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公園の空き地でノアザミが咲きました。昨年の春は数本の株が見られただけでしたが、今年はイネ科の草が茂る中でたくさんの紫色の花が風に揺れ、いろいろな昆虫を呼び寄せています。今日も空き地に沿った道を歩くと、キチョウやモンシロチョウ、ベニシジミ、セセリチョウの仲間が花から花を飛び移りながら蜜を吸っていました。この公園は盛んに草刈りが行われるため、野草の仲間はすぐに刈り取られることが多いので、このノアザミもいつまで見られるかわかりません。写真は、チャバネセセリがやってきたノアザミの花です。

アンズの実が色づいた

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梅林のウメの木に交って2本だけ生えているアンズの木の枝になった実が、色づいてきました。周りのウメの実はまだ青々としている中で、黄色やオレンジ色になってきた実の色がよく目立ちます。この木になったアンズの実を見ると、熟れて落ちた実を見つけてその前で私を待っていたり、嬉しそうにくわえて見せに来た果物が好きだったララの表情が浮かんできます。今年は例年より実の数が少ないようですが、それでも枝のあちこちで、ピンポン玉より二まわりほど大きくなった実が葉の陰からのぞいています。あと数日もすれば十分熟れて食べられそうです。そんな実を見て、落ち始めたら2、3個拾ってララに供えてやろうと考えながら撮影してきました。

ヤマガラの親子

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ハンナが楽しみにしているソフトクリームを食べさせるためレストランへ向かおうとして、日差しを避けて木立の下を歩いていると、ヤマガラの鳴き声が近づいてきました。よく聞いていると、雛の声も聞こえてきます。そこでハンナに先へ行かずに私の近くで待つようにいって声が聞こえてくるあたりの枝の間を探したところ、餌をねだる雛のところへ親鳥が小さな幼虫を運んできたところでした。葉が茂っていて餌を受け渡すところはうまく撮影できませんでしたが、しばらく同じ枝にとまっていたので、親鳥にあまえるかわいらしい雛の様子はゆっくり観察することができました。この頃の公園内の雑木林では、散歩するたびにいろいろな野鳥の雛を見ることができます。

皆既月食は見られなかった

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昨日は午後から全天を覆っていた雲が次第に厚くなり、楽しみしていた皆既月食は全く見ることができませんでした。おまけに日付が変わる頃からは雨が降り出し、その雨は未明には時折音を立てて屋根やベランダを叩くほど強くなりました。お昼近くになってようやく小降りにはなってきましたが、まだやむ気配は見えません。そんなお天気に、ハンナは散歩をあきらめ部屋のあちこちを移動しながら大きな体を横たえています。小次郎も椅子やベッドの上でつまらなさそうな様子で横になり、ときどきしぶきを上げて走る車の音や窓を打つ雨音が聞こえると写真のように聞き耳を立てて外の様子を窺っています。早くお天気が回復して、青空が広がってほしいものです。

薫風通う

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お昼に散歩をすると汗をかくことが多くなり、ハンナは少し歩いただけで長い舌を出して歩みがゆっくりになることが多くなりました。それでも、少し日が陰ったり木陰で一休みしているときに木立の間を吹き抜けてくる風や池の面を渡ってくる風は、木々の香りを運んでひんやりと心地よく感じます。昨日も、散歩の後で爽やかな風が吹き抜けていく池ノ端の木陰で休むと、ハンナも気持ちよかったのか、長い間ベンチに座って尾を振りながらあたりを見回していました。これからは蒸し暑い日が増えてくる季節なので、こんな風を楽しむことができるのもあと少しです。写真は、薫風通う池の端で満足そうに休むハンナです。