
砂浜を歩いていると、ハマボウフウやコウボウシバが広がる周辺を黒っぽいチョウが飛んでいました。砂浜の波打ち際近くでチョウを見ることは稀なので種類を確かめるために近寄っていくと、長く伸びたパルピのためほかのチョウと見間違うことのないテングチョウでした。それにしても、山地や平野部の雑木林の中などで見ることが多いこのチョウを海で見たのは初めてのことです。幼虫の食草であるエノキは近くでは全く見ることができないのに、いったいどこからやってきたのだろうと考えながら、ハマボウフウの花で蜜を吸う姿を撮影してみました。