逃げられた

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タゲリが飛来して以来、機会があるごとに餌場にしそうなフィールドの中でその姿を探していますが、昨年と違い今年は出会う確率が非常に高く、探しに行くと9割近い確率で撮影することができています。ところが、今日はタゲリがいそうな荒れ地を見てみようと土手を上っていたところ、上りきると同時に目の前に3羽のタゲリがいて、突然現れた私の姿に驚いて鳴き声とともに飛び立って逃げてしまいました。少し上るコースを変えていれば身を隠すところがあったのに、まさかすぐ近くにいるとは知らず不用意に姿を見せてしまいました。しばらく戻ってくるのを待っていましたが、全く戻ってくる気配もなかったのでタゲリの撮影は諦め、近くで餌を捕っていたハクセキレイを撮影して帰ってきました。

咲いた、咲いた!

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最近日ごとに蕾を膨らませてきていた公園のウメが咲きました。今日は昨日に比べて風が冷たい日になりましたが、ハンナを連れて散歩に訪れると、先日から散歩するたびに注意して見ていた遊歩道脇のウメの木の蕾が3輪開いていました。他の枝の蕾も大きく膨らんで、花弁の色がはっきりと見えるようになっています。いよいよ、厳しい寒さの中にも春の足音が聞こえてくる時期がやって来ました。梅林の中を一巡しても、日当たりのよい場所では白梅も紅梅も蕾を綻ばせているものがたくさん見受けられます。2月も10日ごろになれば梅まつりが始まり人出が多くなるので、これから1週間ほどの間が静かに観梅したり野鳥を見ることができる期間になります。せいぜいその間に、咲き始めたウメの花とその枝で遊ぶ野鳥の姿をゆっくり楽しみたいと考えています。

また留守番か・・・

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今年は、祖父の五十回忌、父と母の十三回忌、弟の三回忌が重なりました、そこで今日は一番命日が早い父の忌日に合わせて4人の法要を行いました。今回は祖父の五十回忌に当たるので本来なら親族一同に声をかけ盛大に法要を執り行いたかったのですが、昨今の新型コロナウイルス感染の急激な感染拡大のため大勢で参集することはお寺や法要後の食事をする料亭の要請でできず、孫だけでの法要となりました。ただ、法要は小規模になりましたが、我が家の家族は全員が参列するので家の中は空になります。小次郎もハンナも朝からそんな雰囲気を感じ取り、つまらなさそうな様子を見せていました。写真は、また留守番か、といいたそうな表情で出かける用意をする家族の動きを目で追っている2匹です。

メジロとサザンカ

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甘い木の実がなくなり咲く花も少ない近頃では、甘い蜜が好きなメジロはよくサザンカの花に群れています。今日も公園のサザンカがたくさん植えられた一角では、10数羽のメジロたちが密生している葉の間をくぐるようにして忙しく動きまわり、花の中へ嘴を差し込んで蜜を吸っていました。今は花の蜜を吸うことができるのはサザンカだけですが、もうしばらくすれば園内ではたくさんのウメが開花を始め、続いてモモ、ヤマブキ、ミモザ、モクレン、サクラなど春の花が咲き続けます。メジロたちにとって嬉しい季節がやって来るのも、もうすぐです。

散歩に行くの?

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先日ある本を読んでいたところ、イヌが人間の言語を理解したり記憶する能力は思いのほか高く、最近の欧米の動物行動学や動物心理学などの研究結果からすると、理解する言語の数は少なくとも85語から250語に及ぶと記述してありました。確かに今まで我が家で一緒に暮らしてきたイヌたちも、普通に生活するうえでは強制力を用いなくても言葉だけで指示に従い、ときには家族の話し相手にもなってきたことから、幼児程度の言語理解能力はあると感じてきました。さらには毎日身近で生活していると、言語についてだけでなく家族の気持ちを読みとる能力にも優れたものがあると感じます。現在一緒に暮らすハンナも、やはり言葉を理解していることはもちろん、何もいわないうちから私の表情や雰囲気から分かるのか、その場に応じた反応を見せるので、毎日言葉や気持ちの交流を楽しんでいます。この写真を撮ったときも、散歩に連れて行こうと考えただけで、散歩に行くの、と期待した表情になり首を上げ私を見つめました。

タヒバリが群れていた

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田や畑が広がる中を通る道路の交差点で信号待ちをしていると、道路脇の田の中で動くものがありました。窓越しに見るとこの田の周辺ではあまり見たことのないタヒバリのようだったので、とりあえず数枚撮影してから車を近くの脇道へ入れてとめ畦道を歩いて確認してみると、枯れたイネの切り株の間を20羽近いタヒバリと数羽のハクセキレイが歩き回って餌をついばんでいました。1羽や2羽で見ることが多いタヒバリが群れになっていたのでその様子を撮影しようとしましたが、近寄ろうとするとすぐに飛び立ってしまうためうまく撮ることができず、結局最初に車の中から撮ったものだけが大きく拡大できる画像でした。

日差しが明るくなってきた

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まだ吹く風は冷たく、北国では大雪に対する警戒を促す予報も出ていますが、最近ではお天気がよい日には日差しが明るさを増してきたように感じられます。日当たりのよい地面では春の草がやわらかい芽を出し、黒い土を覆うように若草の薄緑色が広がり始めています。木々の枝先でも、早いものは寒さに耐えてきた冬芽が膨らんできました。来月4日の立春を前にして、あちこちで春の兆しが見受けられるようになってきました。今日もハンナと公園の中を散策していると、ウメの枝では春が来たようなやわらかい光の中でたくさんの蕾が膨らみ、日差しの暖かさを楽しむように枝の間をジョウビタキが飛び交っていました。あと2週間もすれば、公園の中では毎春恒例の梅まつりが始まります。

近くまで寄って来た

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公園の藤棚の下を通ると、頭上のフジの蔓の間やその上に枝を広げるクスやケヤキのあたりからメジロとコゲラの声が聞こえてきました。仰ぎ見ると、たくさんのメジロが飛び交いその中に数羽のコゲラも混じっていました。先へ行きたがるハンナを座らせて藤棚の下で待っていると、2羽のコゲラがフジの太い蔓にやって来て表面をつつきながら餌を探し始めたので、しばらくその様子を観察していたところ、腕を伸ばせば触れるくらいまで近寄ってきてくれました。警戒心の強いコゲラが、こんなに近くまでやって来たことは初めてです。急いでカメラのレンズを向け、いろいろな姿勢で餌を捕るコゲラの姿を撮影してきました。

これは何だ?

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これまで一緒に暮らしてきた我が家のネコたちは、いずれも主食にしろおやつにしろ食べるものはキャットフード以外与えてきませんでした。そのためか人間の食べ物には興味を示さず、食事時に食卓近くに来ても欲しがったり匂いを嗅いだりすることはありませんでした。それがどうしたわけか、この頃小次郎はときどきいろいろな食べ物に興味を示すようになり、ハンナがこぼしたものや食卓に落ちている食べ物の小さな破片などを気にするようになりました。何がきっかけでそうなったのかは分かりませんが、これまでのように気楽に食べ物を置いておくことはできなくなってきました。写真は、到来物のお菓子を開けたところ早速やって来て、これは何だ、とばかりに検閲する小次郎です。

ウメが綻んだ

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冬の寒さに耐えて固く結んでいたウメの蕾が、伸びてきた日脚に春の訪れを感じて少しずつ芽鱗を緩めてきました。今日もハンナと公園の梅林の中を歩いていると、日当たりのよいところに植えられた木の多くの枝では、白梅も紅梅もうっすらと花弁の色が見えてきていました。写真の紅梅は、遊歩道沿いに立ち並ぶウメの中では最も蕾を膨らませていた木の枝です。膨らんだ蕾の中に一つだけですが間もなく開花しようとするものがあったので、梅林の中では一番早く開花する花になるかもしれません。暖かい日があればこれから一週間ほどの間には梅林のあちこちでちらほらと咲き出したウメの花と出会えそうです。