囀るウグイス

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前ページでは開けたフィールドでのヒバリの囀りを話題にしましたが、いつも散歩をする公園の中でもいろいろな野鳥のさえずりが賑やかに聞こえてきます。その中でも今はウグイスとシジュウカラの囀りが一番よく聞こえます。今朝も夜明け前からハンナを連れて園内を歩いていると、遠くからはキジやコジュケイの声が聞こえ、灌木の茂みや葉陰のあちこちからはウグイスの声が響きわたっていました。中には、すぐ近くの木陰へやって来て囀るものもありました。写真は、ほんの10mほど離れた茂みにやって来て何度もいい声で囀っていたウグイスです。まだ空が白んできたばかりの時間だったので、普段は使わないストロボを焚いて撮影したところ目が光ってしまいました。

ヒバリの囀り

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夜半から夜明けにかけて、このあたりでは珍しい霧が発生し濃霧注意報まで発令されましたが、日が昇るとともに消えていき現在は眩しほどの日差しが降り注いでいます。そんな明るい空の下、この頃の野原や耕地が広がる開けたフィールドを歩くと、空高く上昇して囀るヒバリの声があちこちから聞こえてきます。3月半ばからよく聞こえるようになってきた囀りも、これからしばらくが最盛期です。今日はフィールドへ出ていませんが、今も真っ青に晴れ渡った空を背景にヒバリの囀りが響いていることでしょう。写真は、数日前に撮影した、足元から飛び立ち大きな声で囀りながら大空へ上がって行く揚げヒバリです。

早朝散歩

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また雨になりました。昨夜の天気予報が、今日は朝7時過ぎには雨になるといっていたので、昨年の10月以来半年ぶりに夜明けとともにハンナを散歩に連れ出しました。玄関を出るともう空は厚い雲に覆われ今にも雨が落ちてきそうで爽やかな夜明けとはいい難いお天気でしたが、外気温は16℃と比較的気温が低かったことと、珍しく妻も一緒について来たため、ハンナは嬉しそうに軽い足取りで私たちの間を行き来しながら公園内を一周してきました。散歩後は、ハンバーガーショップで買ったチキンを食べることもでき、ハンナにとって楽しい早朝散歩になりました。散歩を終えて帰宅するとすぐに雨粒が落ちてきたので、早めに出かけて正解でした。写真は、散歩途中に先を行く私たちに追いつこうとして駆けて来る今朝のハンナです。

ベニカミキリがやって来た

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庭のハナミズキが開花してからは、毎日花にやって来る昆虫を観察しています。二階から見ると、ちょうど花の真上から見る角度になるので、花の上で活動している昆虫たちの様子がよく見えます。昨日も蜜や花粉を求めてやって来るコアオハナムグリやツチバチを観察しながらカメラのレンズを向けていたところ、離れた枝の真っ白な花の上に赤い点が見えました。望遠レンズを装着したカメラのファインダーに捉えてみると、雌のベニカミキリでした。ベニカミキリは、モウソウチクやマダケの中で孵化するので、竹林のある野山で見かけることが多いのですが、付近には竹林のない我が家の庭で見たのは初めてなので早速シャッターを切ってみました。明るい日差しの中で、鮮やかな紅色の体色とハナミズキの苞の白や蕊の黄色との対比がきれいでした。

青葉

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気温が上がって来たこの頃では、人雨降るごとに木々の葉が緑を増し、その下ではいろいろな草が丈を伸ばしています。昨日の雨がやみ夏日となった今日は、3日ぶりにハンナと公園へ散歩に行ったところ、少し前まではホトケノザやオオイヌノフグリが咲いていた遊歩道の脇や梅林のウメの木の下ではハンナの肩の高さくらいまでカモジグサやイヌムギが伸び、その中で丈高くなったハルジオンやスイバがたくさんの花を咲かせていました。つい先日まで、ウメやソメイヨシノの花を楽しんで来園者が春を満喫していた公園の中も、すっかり青葉で覆われ初夏の様相を見せ始めてきました。

ハナミズキの花が咲いて

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庭のハナミズキが一斉に開花し、アゲハやミツバチ、ヒラタアブ、ハナムグリの仲間などたくさんの昆虫たちを呼び寄せています。その羽音が聞こえてくるのか、小次郎はベランダへ出ると毎日ガーデンテーブルに飛び上がって手摺に手をかけ、身を乗り出すようにしてベランダのすぐ下に咲き広がるハナミズキに群がる昆虫を覗き込んでいます。以前は手摺の上を歩き回って近くへ飛んで来る昆虫にじゃれていましたが、年を取ってきた最近では手摺に上がることはなくなり、安全なベランダの内側から見ているばかりになりました。今日も強さを増してきた日差しの中で、大きめの羽音を立てて飛ぶコガネムシやハナムグリが飛び回る様子を、捕まえたそうな表情で目を凝らして見ていました。

今朝は元気になった

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昨夜は午前零時を回ったころに階下へ行くと、この時間には横になって目を閉じていることが多いハンナが、不安そうな目をしてあたりを歩き回り、落ち着かない様子であちこちを見回していました。私を見ると擦り寄ってきて離れず、呼吸も荒かったので、体調でも悪いのかと心配して妻も呼び体を撫でながら様子を見ていたところ、1時間近くすると徐々に落ち着いてきたらしく体を床に横たえ目を閉じていびきをかき始めました。いつものように静かに眠っていった様子をみてひとまず安心はしましたが、何が原因かが分からず心配しながら休みました。目が覚めたときにはどんな様子かと不安な気持ちで朝を迎えたところ、いつもの朝のように階段の下で待っていて、左右に大きく尾を振り元気よく飛びついてきたので安堵しました。ただ、しばらくは注意して様子を見てみようと考えています。写真は、元気になって朝ご飯を待っている今朝のハンナです。

何か浮かんでいる

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部屋の中で、細く小さな繊維のようなものが空中に浮かび漂っていました。それを見つけた小次郎は、何とかそれを取ろうと考えたのでしょう、大きな目を見開き一所懸命目で追っていましたが、高くてとても手が届かないため、しばらくすると諦めて部屋を出て行ってしまいました。若い頃は、こういったゴミや飛び回る昆虫を何とか取ってみようと、テーブルやコモード、キュリオケース、書棚といろいろな家具にも飛び乗って部屋の中を駆け回っていましたが、15歳を回ったこの頃ではそんな元気や根気はなくなったようです。ただ、あんな小さなものを遠くから見つけられるところを見ると、視力はまだ衰えてはいないようです。

コゲラの赤斑

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暖かくなって虫たちも活動的になり、樹木の表面を移動するものが多くなってきたのか、この頃コゲラが木をつつかずに餌を捕っている姿をよく見かけます。先日も雑木林の中を歩いていると、2羽のコゲラが近くにやって来て木の枝や幹を敏捷に伝いながら餌をついばんでいました。その様子を見ていたところ、吹き付けて来た一陣の風にコゲラの後頭部の羽毛がめくれ上がり、普段羽毛に隠れて見えない赤斑が現れました。雌雄の区別が外見からはつけづらいコゲラですが、これが見えれば雄と分かります。それにしてもこれまでバードウオッチングをしていても滅多に見ることがなかったコゲラの赤斑を、昨年あたりから風に助けられて何度も見ることができています。

いなくなっちゃった

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春休みということで帰宅していた息子が、昨日の午後京都へ戻っていきました。春学期は大学で担当する授業がないため、家で研究を進めるといってのんびりしていましたが、これから京都に戻ると6月からドイツの大学で研究する準備、これまでしてきた研究の報告や帰国後国内でする研究会の準備などの予定がたくさん詰まっているので大忙しになるといって出かけて行きました。そこで退屈し始めたのが小次郎です。毎日暇さえあれば息子に遊んでもらっていたので、遊び相手が消えてすっかり拍子抜けしたようです。今日も息子を探すのかしきりに鳴いて家の中を歩き回っていた小次郎に、いなくなっちゃったねと声をけると、私の方を見てさらに大きな声で鳴きました。5月の連休は忙しくて帰って来ることはできないといっていたので、しばらく小次郎は遊び相手に不自由しそうです。