アヤメの花

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早いもので、新年度が始まり慌ただしかった4月も今日で終わります。自然の中では、花房を下げてきれいに咲いていたフジの花や、華やかな色彩で公園や庭を飾ったツツジが花期を終え、花びらを散らすものが多くなってきました。気温が上がってきて、次はアヤメ、ハナショウブ、カキツバタの季節です。昨日もフィールドの中を歩いていると、土手で大きな群落を作ってたくさんのアヤメの花が咲いていました。大きな濃い紫色の花が群れ咲く様子が見事だってので、群落の周りを時間をかけて一回りして花や花に集まる昆虫を撮影してきました。

風は爽やか

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天気予報では今日は本格的な雨になるということでしたが、朝方はよく晴れて青空が広がっていたので、お天気が崩れる前にハンナを散歩させようと考え公園へ連れて行きました。この数日はシギの仲間を撮影するため海辺ばかりへ連れて行っていたので、久しぶりの公園の散歩になりました。ただ、今日のハンナは長い距離を歩く意欲はなさそうだったため、何度もベンチで一緒に座って爽やかな風に吹かれながらのんびりと園内を巡り、すっかり新緑に覆われた園内の木々の眺めや野鳥の声を楽しんできました。写真は池の端のベンチに座り、気持ちよく肌を撫でて行く風に吹かれて通り過ぎていく人やイヌを見ている今朝のハンナです。

ユリカモメ

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たくさんのアオサやワカメが打ち上げられた夕方の渚で、すっかり夏羽に変わったユリカモメが1羽佇んでいました。遠目では嘴が真っ黒に見えたため、この辺りで見ることは滅多にないズグロカモメかと期待して近寄って行ったところ、確かに嘴は黒いもののズグロカモメにしては長めの嘴で、風切り羽の模様もちがうのでユリカモメの夏羽と判断しました。ただ、この海岸で見ることができるカモメの仲間は、一番多いウミネコをはじめとして、カモメとセグロカモメがほとんどで冬場でもユリカモメを見ることは滅多にありません。そこで、久しぶりにこの海岸へやって来たユリカモメにレンズを向けてみました。

近くにツバメが降り立った

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ハンナは極めて性格が穏やかで、人やほかの動物に対して危害を加えたり威嚇するということがないので、これまでも小さな子供や小動物とも一緒に遊ばせてきました。そんなハンナですが、昨日は海辺で私がチュウシャクシギやイソヒヨドリの撮影をしている間ハンナを自由に遊ばせておいたところ、私から50mほど離れたところで座り込んだハンナの周りを数羽のツバメが飛び交い始め、おしまいにはハンナの顔の前や周りへ降り立ちました。ハンナがその気になって飛びつけば充分届く距離なので、動かないように指示を出そうとしましたが、ハンナに飛びかかりそうな気配は全くなく、ツバメの動きを目で追っているだけでした。ツバメも襲われる気配を感じなかったのか、大胆にハンナの体に触れることができるほど近くまでやってくるものもいました。いつも野鳥観察に連れて歩くので、野鳥をが近づいたら静かにしているように教えてはきましたが、近くに私がいなくてもそれができたので感心して見ていました。

ネコじゃらしかな?

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2月に京都に住む大学時代の友人から刀三振りを譲られたのを機会に、しばらくしていなかったこれまで集めてきた刀剣と刀装具の目録の整理や手入れを、暇を見つけてすることにしました。刀の手入れは、急に動くと危険なため小次郎がいない部屋でするのですが、昨夜は近くに小次郎はいてもぐっすり眠っていたので鞘を払って手入れを始めたところ、しばらくすると後ろで音がし始めました。振り向いてみると、目を覚ました小次郎が刀袋の緒についた房で遊び始めていました。遊び道具のネコじゃらしだとでも思ったのかもしれませんが、汚されたり糸をちぎられたりしては困るので、刀を鞘に収めてから袋を取り上げて置き場所を移動させると、またそこへ近寄って来て遊ぼうとする様子をみせました。そこで、この写真を撮るとすぐに部屋の外へ追放しました。ハンナは言葉だけで言うことを聞くので安心していられますが、小次郎には油断も隙もあったものじゃありません。

いいお天気になった

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よく降った雨も昨夜にはあがり、今朝は部屋の中に明るい朝日が差し込むよいお天気になりました。朝ご飯を食べた後でコンポから流れる音楽を聴きながらしばらくリビングルームで私と遊んでいたハンナは、部屋の中に差し込む明るい日差しに散歩へ行きたくなったのか外の様子を気にし始めました。昨夜は雨がやんで路面が乾き始めたのを見て、深夜零時頃に町内を一回りして2kmほど散歩させたのですが、気持ちよく晴れた空を見てまた散歩したくなったのかもしれません。今日は気温が午前10時近くになっても16℃と低めで、日差しがある中での散歩でもハンナは歩きそうなので、お昼ご飯を食べたら公園か海辺へ連れて行こうと考えています。

チュウシャクシギがやって来た

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昨日の海辺では期待したセイタカシギの姿は見られなかったものの、チュウシャクシギの群れがやって来ていました。それも今年は例年より多めで、打ち寄せたアオサに覆われたすぐ近くの渚に群れている個体だけでも20羽近くが確認でき、離れた磯で餌を探しているものや飛んでいるものを含めると30羽ほどがやって来たようです。ハンナと物陰に身を隠して観察していると1m近くの距離まで近寄って来る個体もあり、カニや小魚を捕る様子をゆっくり観察することができました。チュウシャクシギがやって来ると、まもなくキョウジョシギやミユビシギなどの飛来も期待でき、海辺はシギの観察が楽しめる季節になってきました。

何の音?

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昨日のお昼前から時間を置いては何度も煙るように降り始めた雨が、夕方からは本格的な雨となりました。さらに深夜からは強い風も伴い始め、断続的に雨が窓ガラスを叩くようになりました。そのうえ、閉めたと思っていた窓ガラスが、雨が入ることはないもののわずか1mmほど開いていたため、吹き付けてくる強い風がシール材の間を通り抜けるときに虎落笛を鳴らし、雨音とともに唸るような音が部屋の中に響きました。雨の音だけならなんとも思わなかったのでしょうが、いつもとは違う風が唸る音を聞いた小次郎は、丸くなって寝ていたのに顔を上げて、何の音、と聞いているのか真剣な表情で、パソコンに向かっている私の顔を見て鳴きました。のんびりしていても、音には敏感です。それでも元来気楽な性格なので、しばらくするとその音に慣れたのでしょう、また体を丸めて目を閉じていきました。写真は、手元にあったスマートフォンで撮った緊張した表情の昨夜の小次郎です。

セイタカシギとキアシシギ

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昨日の散歩中に見た、岸から離れた浅瀬で羽を休めるセイタカシギとキアシシギです。キアシシギは毎年この海辺で見ることはできますが、セイタカシギはこの海岸では初めて見るシギだったので、今日も海辺のどこかにいることを期待して探してみました。しかし、砂浜、磯、沖合の浅瀬のどこを探しても見つけることができませんでした。この時期に姿を見せるシギの仲間は、チュウシャクシギにしてもキョウジョシギにしても少なくとも10日間前後は見ることができます。セイタカシギは初めてのことなので、この個体が渡りをしているのか東京湾の谷津干潟で見られるように留鳥として生息しているのかは分かりませんが、いずれにしてももう一度出会って近くで撮影してみたいものです。

雨が降ってきた

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昨夜の天気予報だと、今日は朝から雨の可能性が高いということだったので、ハンナを散歩させることはできないだろうと思っていたところ、朝起きてみると厚い雲が全天を覆ってはいるもののまだ雨は降りだしていませんでした。そこで今のうちに散歩へ行っておこうと、ハンナを車に乗せ海辺へ連れていきました。海辺は日差しもなくて気温は14℃と最近になく低く、海からの風を受けると肌寒さを覚えるほどでしたが、ハンナにとっては快適な気温だったため、いつもの距離を歩いた後もさらに先へ行きたがりました。ところがもう少し先まで足を延ばそうと歩きかけると、濡れるほどではありませんでしたが霧雨が落ちてきたためハンナを呼び留め、急いで車へ戻ってきました。写真は、呼び止めたところもっと先へ進みたそうな表情をして振り向いたハンナです。雨は、現在降ったりやんだりを繰り返していますが、今夜からは本格的な雨になりそうです。