静かになったと思ったら

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3月に入ると毎年開催している絵の個展が始まるので、最近はその準備のため絵を仕上げたり展示用の絵画を選んだりしていることが多くなりました。そんなことをしていると、ハンナは聞き分けよく私のそばで静かにしていることが多いのに、小次郎は遊んでほしくていろいろ邪魔をしてきます。先日も、夜遅くにリビングルームで絵を描いていると、小次郎が絵筆や絵の具にじゃれてきたので叱ってテーブルから下ろし絵筆をとっていたところ、いつの間にか足元で鳴いていた声が聞こえなくなり静かになりました。そこで近くを見回してみたところ、小次郎は相手をしてもらうことは諦めたらしく、遊べないなら寝てしまおうとばかりに近くの椅子の上で丸くなって寝息を立てていました。ハンナは何かにつけて気を使う様子を見せますが、いつものことながら何も気にしない小次郎は気楽なものです。

まだ残っていた

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池の岸でアカメガシワに交じって生える丈の低いナンキでハゼの枝に、昨年の秋にできた実がまだ残っていました。野鳥たちの冬の食料として貴重な存在のはずなのに、灌木に紛れていて見過ごされていたのだろうかと考えながら見ていたところ、ツグミが飛んできて一粒ずつついばみ始めました。ツグミは公園内でも野原や耕地でも数多く見られるうえ、冬鳥の中では北へ帰る時期が一番遅く、この辺りでは4月中頃まで見ることができる野鳥なので、この時期にはほとんど撮影することはありませんが、近くでナンキンハゼの実を満足そうに食べていたので1枚撮影してみました。

大きな鳥だ!

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餌が不足する冬の間、リビングルームの窓の外へ野鳥のためにパン屑や残飯、お菓子の屑などを置き、庭木にはミカンを刺しています。そのため、それを求めてスズメ、メジロ、ヒヨドリなどが毎日訪れ、ときどきシジュウカラ、ジョウビタキ、カワラヒワ、ホオジロなどもやって来て、時にはハシボソガラスや、ハシブトガラスの姿も見られます。そんな野鳥たちがやって来ると、以前の小次郎は何とか捕まえたくて窓によって目を凝らして見つめていました。ところが、最近では諦めたのか興味をなくしたのか、窓の外を飛び交う野鳥たちに興味を示さなくなりました。それでも時折窓にぶつかったり、大型の野鳥がやって来たりすると目を見開いて眺めています。今朝も久しぶりにハシボソガラスが窓際近くへやって来て羽ばたくと、目を見張って見つめていました。

たくさん声をかけられた

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多少風はあるものの、よく晴れて昨日より暖かくなった今日の公園の中は、家族連れ、夫婦連れなどたくさんの人出が見られました。さらに梅林でコスプレ大会があったらしく、目立つ衣装を着た若い人たちやそれを撮影する人でも賑わっていました。そんな人たちの間を歩いて行ったり、池のたもとで野鳥撮影をしていると、ハンナはいろいろな人たちから声をかけられ、頭や体を撫でられていました。ことに私が池に向けてカメラを向けている間近くで待たせていたところ、どこへも行かず静かに待っているハンナを見た人が何人も近づいてきて、いろいろ話しかけられていたので少々応対に疲れたようでした。写真は、立ち去っていく家族連れを見送っているハンナです。

飛び立った!

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今日は遊歩道を歩く人の数が少ないこともあったのか、いつもは岸から遥か遠くに浮かんでいるミコアイサが、1羽だけながら数十mの距離まで近寄って来ていました。そこで、近いとはいえないまでも、いつもよりは大きな画像が得られそうだとカメラを向けていると、大きな声で話しながら近づいてきた一団に驚いたのか、写真のように突然水面を蹴って飛び立っていきました。あと10m近寄ってくれることを期待して待っていたのですが、やはり人通りのある日中では近くで撮影することは無理のようです。あとひと月もすれば、ミコアイサの姿も見られなくなるでしょう。今シーズンはミコアイサの飛来数が例年より少なく、以前のように30羽を超える個体が群れを作っている様子は見ることができませんでした。来シーズンは、大きな群れを見たいものです。

よく晴れたけれど・・・

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よく晴れたけれど、昨日にもまして風の強い日になりました。外では、風が吹き付けてくるたびにあちこちから虎落笛がきこえ、電線が鳴っています。午後からハンナと公園へ散歩に行くと、園内は梅まつり中ながら強風のため驚くほど人の数が少なく、いつも列ができている焼きそばや焼き芋などを売る露店の前には客の姿はなくて、店の人たちは寒い中で暇そうにしていました。ハンナも、気温は11℃ほどと散歩をするには適温でしたが強い風が気になるらしく、正面から冷たい風が強く吹き付けてくると歩みが遅くなり、ときには足をとめていました。写真は、強い風が吹く中で土手の斜面をゆっくりとした足取りで歩くハンナです。梅林のウメの花も、この風でたくさんの花びらを舞い散らせています。

名残惜しい

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昨日は家族みんなで京都まで出かけ一日中留守番をさせたハンナを、お昼過ぎから散歩に連れだし梅林の中を歩いてきました。昨日の雨があがったものの、平日でそのうえ朝から強い風が吹く寒い日になったためか、今日の梅林は梅まつり開催中ながら最近のようなたくさんの人出はなく、のんびりと歩くことができました。ただ、昨日までの雨や今日未明から吹き始めた強い風のため花を落としてしまった木がたくさん見られるようになり、先週初めのころまでのような一面に紅白の花が咲き広がる華やかな光景は見られなくなってきました。そろそろウメの花の季節が過ぎようとしています。写真は、多くのウメに遅れてようやく咲き揃いだした遅咲きのウメの木の枝を飛び回り、名残惜しそうに蜜を吸っていたメジロです。

留守番

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今日は、妻が長年一度行ってみたいといっていた京都の北野天満宮の梅花祭へ、家族みんなで行ってきました。ちょうど東京から遊びに来ていた妹も一緒に、朝から車で京都へ向かい、京都在住の息子のところへ立ち寄って息子も拾い、家族揃っての参拝になりました。全行程があいにくの雨でしたが、念願の梅花祭に行くことができ妻も満足したようです。ところが、私たちが一日家を空けるということは、小次郎やハンナは留守番をしなければならないことになります。留守番をするようにといった私の言葉を理解したのか、それともなんとなく家の中が空になるという雰囲気を感じ取ったのか、2匹は朝から揃って写真のような表情をして、何度も私の顔を見上げていました。夜10時過ぎまで留守番をさせることになったので心細かったのでしょう、息子も連れて家族一同で帰宅すると、皆の顔を見て感激をしたように全身で喜びを表していました。

地上に降りた

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いつもは木々の枝の間を飛び回って花の蜜を吸ったり実を食べているメジロの群れが、地上に降りて芽吹いてきた草の間で餌を探していました。春が近づき繁殖期を前にして、蛋白源になる昆虫でも探していたのでしょうか。シジュカラやヤマガラが地上に降りて採餌している光景はよく見かけますが、メジロが群れで地上に降りて餌を拾う様子はあまり見かけないのでカメラのレンズを向けてみました。辺りでは、ヨモギがやわらかそうな若芽を広げ、オオイヌノフグリやホトケノザがたくさん咲き始めていました。

海辺も春めいてきた

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昨日と違って冷たい北西風が吹き付けてこず、緩やかに波が寄せる穏やかな今日の海辺では、波打ち際や磯で打ち寄せられたアオサやワカメなどの海藻類がたくさん目に留まりました。最近では春がやって来たような暖かい日が続いたため、ウメは例年より早く満開になり、枯草が積もっていた地面では若草が萌え出てきましたが、海の中でも春が萌してきたようです。海辺に海藻が漂着し始めてしばらくすると潮干狩りのシーズンも幕開けするので、今年の海辺では例年より早く貝を掘る人たちの姿が見られるかもしれません。写真は、アオサやワカメが打ち上げられ始めた波打ち際で遊んでいたハンナです。