
小次郎は、写真を撮られることが相変わらず嫌いです。カメラを向けたり、場合によってはカメラを手に持っただけで向こうを向いてしまったり、その場から立ち去っていきます。ところが先日ソファーで眠っていた小次郎が目を覚まし頭を上げたので、撮影してやろうとしてカメラを向けて名前を呼んだところ、カメラを見た途端に撮影を拒否する意思表示のように舌を長く出しました。まるで子供たちがする「あっかんべー」の仕草のようで面白かったのですぐにシャッターを切ったところ、1枚だけに舌を出した顔が写っていました。もともと「あっかんべー」は、瞼の裏を見せる仕草だそうですが、侮蔑や拒否の意思表示で舌を出すこともあるそうです。なお、相手に向かって舌を出す所作は、チベットでは尊敬の意思を表すことだと聞いたことがあります。ところが変われば、いろいろ動作の意味が変わるようです。