小次郎を送ってきました

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一昨日の夕方から一晩苦しんで、昨日の朝に息を引き取った小次郎を、昨夜一晩家に置いて通夜をし、今日のお昼近くに名残惜しさに包まれながら家族みんなで火葬場へ送ってきました。もうこれで、二度と小次郎の姿をみることはできません。18年間、家族が家にいるときには常に家族の真ん中にいて、何かにつけて休みなく大きな声で話しかけるように鳴いてくるネコだったので、小次郎の声が聞こえなくなった今はそれに応える家族の声もなく、家の中にひっそり閑とした雰囲気が漂っています。体は小さくても小次郎の存在感は、大きなイヌたちにも負けず大きなものでした。これからしばらくは、小次郎の思い出が残る画像を折に触れて掲載しようと考えています。写真は、小次郎が家を出る前に別れを告げているハンナです。

何を見ていたのか

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小次郎が亡くなった昨日は、夜になって落ち着いてからこの数日の間に撮影した小次郎の写真を見ていました。掲載画像はそのうちの1枚で、27日の早朝に私の起床とともに洗面所へやってきて、周りをゆっくり見回してから天井近くの一点をじっと見つめていた小次郎をスマートフォンで撮影したものです。この日は当日もブログの記事にしたように、小次郎は体がだるかったと思われるのに家中のあちこちを回り、いつも自分がよく座っていたり遊んでいた場所などを何度も眺め回して、ときどき写真のように一点を見つめることを繰り返していました。そのときは何をしているのかと訝しく思いましたが、今になると息子がいったように、自分の命がまもなく消えることを感じて、思い出の場所を記憶に残そうとしていたのかもしれません。私たち家族も、小次郎と一緒に過ごした中で眠っていた場所や遊んだ場所、それにその時々の表情や所作などを忘れることはありません。

散歩時間が遅くなったけれど

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雨のため2日間散歩ができなかったハンナでしたが、昨夜11時過ぎに町内を1kmほど散歩することができ、今朝はいつもより1時間近く遅くなったものの、公園の散歩もすることができました。散歩時間が遅くなったため、いつも出会うお友達のイヌたちには出会えないだろうと思っていたところ、気温が低くなってきたことに伴ってみんなが散歩時間を遅くし始めたのか、トイプードルのノア君やマルチーズの麦ちゃん、ポメラニアンのルビーちゃんなど数頭のイヌやその飼い主と出会うことができ、いつものように朝の挨拶をしてきました。写真は、遠くを歩くイヌたちを眺めていた今朝のハンナです。

二度と見られない

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9月21日の早朝に撮影した、小次郎とハンナです。ハンナを涼しい時間帯に散歩させるため、毎朝日の出前に起きて階下へ行くと、必ず先に小次郎が私に気づいて目を覚まし、その気配で私に気づいたハンナと連れ立って、写真のように私の周りへやってきてしばらく頭や体を撫でてもらうことを日課にしていました。このあとハンナは小次郎に見送られて散歩に出かけ、散歩から帰るとそれぞれがキャットフードとドッグフードの朝ご飯を食べていました。しかし、小次郎は昨日の朝私たち家族の元から旅立ってしまい、これからは朝起きても二度とこんな光景を見ることはできなくなってしまいました。今日も夜が明ければハンナを散歩に連れていこうと考えていますが、起きて階下へ下りて行っても、私の足音を聞いて直ぐに目を覚まし、朝の挨拶をするように大きな声で鳴きかけてくる小次郎の姿がないかと思うと、寂しい限りです。

小次郎が逝きました

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今朝9時53分に、小次郎が虹の橋を渡りました。先週の日曜日までは全くいつもとまったく変わらず元気だったので、とても信じられない思いです。お腹の張りに気づき動物病院を受診したのが、4日前でした。その時に胸腔に腫瘍があり、腹水も溜まっていて、状態としてはいつ最悪の事態があってもおかしくないと告げられ驚いて帰ってきましたが、まさかこんなに早く別れが来るとは誰も想像していませんでした。昨日も朝一番で輸液の点滴を受け帰ってきたあとしばらくは普通に過ごして今火sたが、夕方午後6時半頃に突然黒い血液や体の組織が混じった体液を大量に吐き、一気に弱ってしまいました。直ぐに動物病院へ連絡しましたが、車で運ぶと却って弱って命を縮めそうだから様子を見てもし朝になって少しでも回復の様子が見られたなら、朝連れて来るようにとの指示を受け、ちょうど来宅していた妹や帰省していた息子を含め家族4人で夜を徹して看病しましたがその甲斐なく、苦しそうな様子を何度も見せながら徐々に命の火を弱め、18年の生涯を終えました。今は安らかになった顔を見ながら、小次郎と過ごした日々の一つ一つの情景を思い出しながら冥福を祈っています。写真は、昨日の朝私のベッドで一緒に寝ていた小次郎です。

18年

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2006年の9月27日の夜、我が家の駐車場の前で大きな声で鳴いていた生後数日の茶トラの子ネコを保護し、小次郎と名づけて家族の一員として以来、早いもので18年が経ちました。その間、先住犬のサラやルナ、先住ネコのマリーに仲間として認められて可愛がられ、その後家族となったアメリカンコッカーのララやハンナ、それにロップイアーのパフィーとも仲良く過ごし、病気一つせず元気に暮らしてきました。この様子なら20歳くらいまでは元気でいてくれるかもしれないと期待していましたが、今週初めから急に体調を崩して食欲もなくなってしまいました。驚いて診察を受けると胸腔に大きな腫瘍があるとのことで、完治することは難しく病状は急変する可能性もあるとの診断を受けました。まさに晴天の霹靂です。高齢のため手術や抗がん剤の投与はしないほうがよいとの診断結果だったので、あとは何とか苦しまずに余生を過ごさせてやりたいと考え、毎日輸液の点滴を受けて静かに過ごさせています。写真は、2006年9月28日の朝に撮影した幼い小次郎と、18年後の昨日のお昼に撮影した小次郎の画像です。

一体何をしているんだろう

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一昨日から食べ物も水もほとんど口にしなくなった小次郎は、今朝動物病院の開院と同時に診察を受け、薬と栄養剤の点滴を受けて来ました。輸液の点滴をしているうちは水を飲まなくても脱水症状を起こすことはないので心配はいらないとのことですが、口から食べ物を摂ることができないと体力も続かず体もだるいことだと思います。ところがそんな状態なのに、今朝早くから小次郎は家の中を歩き回り、一階の台所、廊下、洗面所、それに階段や二階のホールなど家中を点検するように見て回り、所々では写真のようにじっと一点を見つめていました。体力を使うのでやめさせようとしましたが、目を離すまたと直ぐにあちこちを繰り返し見て回っていました。一体何をしていたのかさっぱりわかりません。言葉が分かるものなら、何を見ているのか聞いてみたいほどでした。

どうしたの

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今朝は夜明け前から起きては見たものの、未明から降り始めた雨はやまず散歩へ出かけることができませんでした。そこで、体調を崩し食欲もなくして元気のない小次郎の体を撫でながら様子を見ていると、ハンナも近くへやって来て小次郎の鼻へ自分の鼻を寄せて、どうしたの、と尋ねるような動作をした後、近くへ座り込みました。以前ネコ白血病を発病したメルの異変に気付いて、ずっとメルに付き添っていたルナほどではないにしても、ハンナも訳が分からないながら小次郎や家族の様子を見て、何んとなく小次郎がいつもとは違う状態だと感じ取っているのかもしれません。

急に食べられなくなった

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24日から体調を崩した小次郎は急に食欲がなくなり、昨日は朝ほんの少しのマグロのペーストを口にしただけで以後何も受けつず、鳴き声も小さくなってしまいました。お腹がすくと朝晩うるさいくらいに鳴いて請求に来て、大好きなマグロのペーストやフレークをたくさん食べていたことが嘘のような食欲のなさです。活動的なネコなのに、25日の朝動物病院で診察を受け帰宅して以来あまり動くこともなくなりました。食べてないこともあって力が出ないのかもしれませんが、病状が進行しているのかもしれません。いずれにしても心配なことです。現在朝の6時を少し回った時刻なので、あと2時間もしたら動物病院の開院を待って受診させるつもりです。写真は、テーブルに置いてやった水を前にしても飲もうとしない小次郎です。

朝露踏んで

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昨日の朝は海辺を散歩したので、今朝はいつもの丘陵地にある公園を散歩してきました。昨日より湿度があったため、地面近くに茂る草はたくさんの朝露を含んで、いたるところで葉先に乗った小さな水玉が夜明けの淡い光に照らされ光っていました。ハンナは冷たくて気持ちがいいのか、そんな露に濡れた草や芝の上を選ぶようにして歩いたため、散歩を終えるころには足先がすっかり濡れていました。これから秋が深まってくると、この公園周辺の谷あいではよく霧が発生するようになるため、霧に濡れた草で足先だけではなく体まで濡れる日も出てきます。写真は、朝露をたっぷり含んだ芝生を踏んで歩く今朝のハンナです。