
写真は、今年3月に撮影した、床に座った私に体を摺り寄せ、膝に頭をのせて満足そうに横になっていたハンナです。今まで一緒に暮らしてきたイヌたちは、どれもよく甘えて私が暇そうな様子を見せるとすぐに体を摺り寄せてきて、撫でて欲しがったり一緒に遊びたがったものですが、その中でもハンナは特によく甘え、私が座ったのを見ると嬉しそうに大きな体を揺らせてやってきては頭や前足を膝にのせて横になり、満足そうに尾を振っていました。ハンナが亡くなってしまった今も、リビングルームの床に座ったりソファーに掛けていると、ハンナの体の重さや体を預けてきたときの圧力を思い出します。日曜日の昨日も一人で何をするでもなくリビングルームの床に座り、額の中から私を見ている小次郎やハンナの写真に目をやっていると、ハンナの重みを膝の上に感じたような気がし、ハンナが甘えてくるといつも同じように寄って来て甘えた小次郎が、私の脚に額を擦り付けて鳴いているような気がしてきました。