
公園の雑木林の中を抜ける遊歩道を、昇って来たばかりの朝日を浴びて歩くハンナです。5月の日の出前後の時間帯の公園は、寒くも暑くもなく、野鳥の声は頭上から降るように聞こえ、おまけに出会う人もないので一年のうちでもハンナと散歩をするには一番快適な季節です。昨日の朝も広い公園をハンナと私だけで独り占めしてハンナに話しかけながら歩いていると、真横から照らすように木立の間から朝日が差し込み、薄暗かった林床が一度に明るくなって木々や葉陰のコントラスト強まり、ハンナの姿もくっきりと浮かび上がりました。こんなふうに森や林の中に昇ったばかりの朝日が差し込む光景は、一日のうちでも私が好きな一瞬です。5月も今日で終わり徐々に気温が上がってくるとハンナは暑がって散歩を喜ばなくなり、暑さを避けて日の出前から散歩をする人も増えて早朝の公園は賑やかになってくるので、ハンナと私だけでのんびり雑木林の中の早朝散歩を楽しむ季節もそろそろ終わりを告げます。
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